オランダ、アムステルダムに本社を置くG-Star RAWは、ファレル・ウィリアムスがG-Star RAWの主要出資者となったことを発表した。今後、ファレル・ウィリアムスはG-Star RAWのビジネスに参画し、コレクションから広告、ビジネス戦略まで、あらゆる角度からG-Star RAWのクリエィティビティをさらに高めていく。
G-Star RAWとファレル・ウィリアムスは、バイオニックヤーン社と共に、海洋に投棄されたプラスチックをリサイクルしてデニムに変えるコラボレーション、「RAW for the Oceans(ロゥ・フォー・ザ・オーシャンズ)」の共同プロジェクトを2年前から行ってきた。ファレル・ウィリアムスとG-Star RAWは共通のデザイン哲学とクリエィティビティを共有しており、新しいことへの探求心も強く、ファレル・ウィリアムスのビジネス参加は自然な流れであったといえる。また、G-Star RAWとファレル・ウィリアムスは、Raw(可能性があり、変化できること)、Pure(純粋であり、そのものであること)、Innovative(革新的であり、チャレンジすること)という共通美学があり、常に新しいことを探求をしていく共通点を持ち合わせている。
“G-Star RAWは、独自の哲学を持ち、斬新な考えを持つ企業です。G-Star RAWは21世紀のジーンズブランドの代名詞となるでしょう。G-Star RAWの使命に参加し、今後共に世界を作り上げていけるのは楽しみです。”
ファレル・ウィリアムス
Thecla Schaeffer(テクラ・シャファー)、G-Star Chief Marketing Officer(チーフ マーケティング オフィサー)は、「ファレル・ウィリアムスがG-Star RAWに参画することでクリエィティブな商品、アイデアや持続可能性に対する新たなビジョン、そしてブランドの新しい可能性まで、あらゆる側面から当社のビジネスをさらに広げることができるでしょう。当社としても、ファレルの活躍によって継続的なイノベーションが可能になると期待しています。ファレルとのパートナーシップでは、当社の将来が一層楽しみになったとともに、純粋にファレルを迎えられること、そしてデニムの未来を共に作っていけることに胸が高鳴る思いです。」と話している。
G-Star RAWは、立体裁断(3D)ジーンズ、クラフツマンシップといった先進的デザインコンセプトを世に送り出し、また、著名なインダストリアルデザイナーであるマーク・ニューソン(Marc Newson)、インテリア家具のプルーヴェ(Prouvé)、ワールドチェスチャンピオンのマグナス・カールセン(Magnus Carlsen)との間でも革新的なコラボレーションを行い、業界の常識を揺るがしてきた。そして今回のファレル・ウィリアムスとのパートナーシップで、G-Star RAWは今後も新しい展開や可能性を追求できると信じている。