隅田川沿いに新しくオープンするギャラリー「CPK GALLERY」にて、刺繍作家・ファッションデザイナーとして活躍する有本ゆみこが手がけるブランド「SINA SUIEN」の2年ぶりとなる新作発表会が開催される。
今回はサウンドアーティストのmamoru氏と協働し、17世紀のオランダと日本の歴史のリサーチ資料を背景に、両者が互いの表現を持って丁寧に物語を紡ぎひとつのファッションショーを作り上げる。歴史の中で綴られたメッセージは、時を超え、「SINA SUIEN」の洋服の一部となり、現代のモデル達が身に纏いショー空間を美しく彩る。
ショーの後は、5月13日(日)から5月20日(日)の期間、コレクションで使用した洋服を用いたインスタレーション展示が行われる。
今回がこけら落としの展示となる CPK GALLERYは、アパレル向けのハンガー、マネキン、什器をつくる日本コパック株式会社が「服の見せ方」を考えるギャラリーとして、ファッションを多角的に発信する場として作られたギャラリー。内装デザインは山崎健太郎デザインワークショップが担当。ギャラリー企画のキュレーションをデザインスタジオ HYOTA の中村俵太が担当する。
Photo:佐内正史
SINA SUIEN 秋冬衣服新作発表会「こしょろがみた夢」
■コレクションショー
開催日:2018年5月12日(土)
(一般公開) 14:30 開場、15:00~15:30 ショー
場所:CPK GALLERY(シーピーケーギャラリー) 東京都台東区柳橋1-28-1
URL:https://www.copack.co.jp/gallery
■コレクション展示
会期:5月13日(日)~5月20日(日)
オープン時間:12:00~19:00
場所:CPK GALLERY(シーピーケーギャラリー) 東京都台東区柳橋1-28-1
URL:https://www.copack.co.jp/gallery
デザイナー:
有本ゆみこ(刺繍アーティスト /SINA SUIEN デザイナー)
1986年奈良生まれ。
2008年京都造形芸術大学空間演出デザイン学科ファッションデザインコース卒業。
展覧会、コレクションの発表、ワークショップ、マンガ執筆などで活動中
http://sina1986.com
演出・リサーチ:
mamoru(サウンドアーティスト)
大阪生まれ。2016年ハーグ王立芸術アカデミー/王立音楽院(オランダ)修士課程、マスター・アーティステック・リサーチ卒業。
近作「あり得た(る)かもしれないその 歴史を聴き取ろうとし続けるある種の長い旅路、特に日本人やオランダ人その他もろもろに関して」では17世紀にオランダ人が想像した「日本」と現在の日本を接続した歴史をレクチャーパフォーマンス、映像、テキスト、サウンドなどの作品群によって描き出すことで複数的な歴史の姿を描き出す。
最近では恵比寿映像祭2018にて同シリーズを縦断するレクチャー/音楽ライブ/パーティーが一体となったパフォーマンス(衣装: SINA SUIEN)を行い好評を博す。
http://www.afewnotes.com