OSKLEN

ブラジル、リオデジャネイロ発のブランドOSKLEN。今期のテーマはA21。このA21は1992年にブラジルのリオで行われた地球サミット「アジェンダ21」を指している。今期はそのアジェンダ21から20年後の今年6月に開かれる環境会議「リオ+20」に、デザイナーのオスカー・メツェアヴァ氏がホストに任命されていることから、もう一度20年前のアジェンダ21に戻り、環境について考える機会を得るというデザインを発表した。

Men’s&Lady’s両方に言えることはアマゾンからのインスピレーションを得たアイテムを展開しているところ。

Men’sは柄ではなくよりアマゾンで動き回る探検家のような古くからあるアーミー型のアイテムが並ぶ。リサイクルされた生地や自然素材の麻などのアイテムが多く展開しており、麻素材のものにスタッズを付けたものや、灼熱なアマゾンの環境にも順応できるサーフパンツなども展開。またオリジナルデザインのワッペンなどを別売りし、個別にカスタマイズ可能な使用にしている。他にも、OSKLENの定番であるシューズを差し込み色であるオレンジや深い青など環境を強く意識した色合いが定番アイテムに見れる。

Lady’sはMen’sと比べて型ではなく柄でアマゾンを表現したアイテムが多い。定番だがより濃い色合いのカモフラージュや、アマゾンでの活動で自然についたような水滴などコンセプトの根源にある“環境”に即した柄が多く展開する。またそれらのミリタリー色強いアイテムに、差し込まれた明るいオレンジや濃いめのブルーのアイテムがとても印象的。特に捨てられる事が多い魚の皮をなめして再利用し作成されたフィッシュレザーヒールや麻製のサングラスなどが印象的だった。

Text:Fumiya Yoshinouchi

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