Fashion Show

SATOKO OZAWA

現代女性の内に宿る強さ、凛とした美しさ。
女性の内面で燃え、流れ、滲むような強くて美しい花をイメージして作られた春夏コレクション。
イノセンスと隣あわせにありながら、時に毒気をも帯びるような特有のその狂気性を、エロティシズムを感じる言葉の技法−−−編む・結ぶ・弛ます・流す という4つをキーワードとして、デザイン・パターンに落とし込み、
繊細で凝ったディティールやシルエットで表現。
どことなく和の耽美を感じさせつつも、ブランドの根幹にあるひと匙の毒というテーマを、よりモダンで洗練されたイメージでクリーン且つエレガントに提案。
 
流し絵の手法を用いたプリントされた花のようなグラデーション画、構築的な要素と組み合わされた、レイヤードやドレープを効かせたシルエット。
制作過程で生まれる必然性と偶発性を掛け合わせることでフォルムやグラフィックにひねりのある面白みを含ませた。
シーズン毎に打ち出しているレース素材。
春夏は清涼感のあるトリアセテートのカラミ織りにジオメトリックな花柄刺繍を施したもの、素肌に羽織っても心地よいコットンベースのラッセル編みでドレスやライダースジャケット、トレンチドレス等を提案。
スポーティーさも感じるメッシュと、フリンジや編み込みディティール。
多様な素材の組み合わせとユニークな切替えでバックスタイルにも力を入れている。
日本の素材と細やかな手仕事で、纏う人が発見の喜びを感じられる服作りにこだわっている。


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