今回のPAUL & JOE HOMMEプレゼンテーションは、1934年に設立されて以来、数多くの銀幕スター達がポートレート撮影を行なった伝説のフォトスタジオ『スタジオ アルクールパリ』で行われた。

12-13 AWコレクションは、フランス映画黄金期に活躍した『霧の波止場（Quai des Brumes）』のジャン・ギャバンや、『夜の門（Les Portes de la Nui）』のイヴ・モンタンなど、その時代のアイコニックな紳士像をインスピレーションソースとしている。
PAUL & JOEが創り上げるこれらのクラシックなイメージは、スタジオアルクールならではのポートレートの魔法にかけられ、忘れがたい印象を与える。

コレクションのキーアイテムはオーバーコート。シャープなショルダーライン、エポレットなどのアクセント、ウエストをベルトできつく絞ったロング丈の上質なウールコートは、力強く貫禄のあるシルエットを作っている。
ツイードやテクスチャーウール、ヘリンボーンなど上質素材を使用し、レザーの肘あてやリバースカラーなどのラグジュアリーなディテールを加え仕上げられている。
ボディにぴったりフィットする細身のテイラードのスリーピーススーツも、特徴的なスタイリングの一つ。ジレまたは対照的にニットタンクトップを合わせる。ベルべット、コーデュロイ、ライトウェイトウールなど上質な素材のバリエーションは、クラシック、カジュアル両方のスタイルを可能にする。
カシミヤやメリノウールのニット類は、ショールカラーのカーディガンをはじめ、ブライトカラーと落ち着いたオータムカラーで展開する。