Fashion Show

Maarten van der Horst

UKの新しい才能を支援するため2000年に設立され、今や若手デザイナーの登竜門として目が離せない合同ショーとして認知されているFashion East。過去に受賞したデザイナー達とのコラボレート・レーベルLULU & COも手がけるLulu Kennedyをディレクターに、業界に精通したパネリスト達により今回選出されたのは、Maarten van der Horst、Marques’ Almeida、James Longの3デザイナー。

前回に続き2回目の選出となったMaarten van der Horstは、昨年セントマーチンズのMAを卒業したばかりのデザイナー。鮮やかなハワイアンプリントとペールカラーの大胆な組み合わせが話題を呼び、SelfridgesのBright Young Thingsにも選出されるなど注目を浴びている。

今回の女性像は、過去のシーズンで表現されたリゾートなムードからオフィスに帰ってきたビジネスウーマン。仕事にも遊びにもハードな彼女は、シャープなボックスシルエットのジャケットとチュニックシャツにニーハイのレッグウェアやショーツを合わせたり、ジャケットやシャツとレオタードが組み合わさったボデイスーツを着ていたり、オフィスウェアとアンダーウェアをミックスした上半身と下半身の大胆なコントラストが特徴。

ビジネスライクなポプリンと艶やかなサテンといった素材感でもコントラストを見せ、ボーイッシュでありながらガーリー、そしてセクシーなスタイルは凛としたフェミニニティを感じさせる。フローラルプリントやペールトーンのパレットなど自身の強みを継承しつつも、以前よりもドレスアップした新しいスタイルを見せた。

Photo:Ayako Masunaga Text:Yasuyuki Asano

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