Fashion Show

Christopher Raeburn

英国産業や環境問題に配慮したエシカルな手法で、実用性を備えたラグジュリー・スポーツウェアを展開するChristopher Raeburn。前回のLCMに続き2度目のメンズウェアショーを開催した。

インスピレーションとなったのは第二次世界大戦中にドイツ軍への対空防御として設置されたマンセル要塞。当時の過酷なサバイバルを想像し、海軍のランドマークを祝福したコレクション。

ミリタリーサープラスのファブリックからコンテンポラリーなガーメントを制作するREMADEシリーズからは、海軍のネイビーで切り替えたポップアウトマックが登場。悪天候用のケープやパンツが素材として使用され、また取り外し可能なキルテシングのライニングはリサイクル素材から制作された。

他にも1960年代のミリタリーマップをプリントしたジャケットやリバーシブルパーカ、デンマーク軍のミリタリーブランケットを使用したショートジャケット、また高品質のウールから出来たチェックのダッブルコートなど、素材にこだわりを感じさせるアウター類が充実。ボーダーのニットやサーマル、カジュアルなパンツなど、アウター以外のカジュアルなアイテムにも注目したい。

Photo:Takahito Sasaki Text:Yasuyuki Asano


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