Fashion Show

Vivienne Westwood

今シーズンは異なる様々な素材が楽しめるコレクション。ベーシックまたはクラシックな素材でも、そのクオリティやシルエットにおいて全て異なる。ピース一つ一つにそれぞれアイデアがあり、ストーリーを伝える。Vivienneのお気に入りは、ボーイッシュなグレーのファインウールを使用した、プリンスジャケットとペザントスカートのスーツ。ウエストは同じグレーで、フルレングスのスカートは前部分がグリーン、後ろは同じウール地の鮮やかなブルー。
 
Vivienne Westwoodのコレクションはテイラーリングから始まる。まずここを突き詰める。テイラーリングはVivienne Westwoodにとって英国を象徴するものであり、また最近ではジャケットを同じ側で前合わせにするなど、かなりユニセックスにとらえるようになってきている。女性にとってはウエストや肩がよりゆったりするという事である。フューシャピンクでオーバーダイしたネイビーのチョークストライプは、少なくとも12型のアイテムに使用され、ウォッシュアウト感のあるルックを提案する。
手描きのスクイグルとクロスのプリントはシアトリカルな印象で、ジョーゼットにレースをペイントしたトロンプ・ルイユプリントは、まるで中世イタリアの演劇『Commedia dell’arte』のよう。
さらに‘Unisex collection’のニットウェアもスタイリングに取り入れた。
ゆったりとしたドレープのイブニングウェアは、‘Unisex’として男性でも着られる。もし胸元が開き過ぎなら、下にベストを着てボーイフレンドのジャケットを羽織る。ドレスを着ればそれだけでドレスアップできる。


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