Mulberry

4月3日、今シーズンのアイコンであるモンスターたちに迎えられMulberry AW12コレクションのプレスイベントに伺った。Mulberryはウェアもメンズ、レディースで展開するイギリスのレザーグッズブランド。日本でもバッグラインを中心に人気を集めている。

AW2012コレクションは「かいじゅうたちのいるところ」、またフォトグラファーTim Walker初のショートムービー、「The lost explorer」にインスパイアされて作られた。夜の森からエスキモー、ネイティブアメリカンミステリー、ワイルドなプリントモチーフやファーなど様々なテーマを連想した。

ウィメンズのウェアラインでは今回題材となったモンスターをイメージさせるファーコートの他、キルティング素材で作られたスタジアムジャンパー、イタリアでレザーにタイダイ柄が染められたテディベアコートなど、アウターはオーバーサイズで可愛らしい印象のアイテムが目立った。マテリアルはレザー、ウール、編み目の詰まったスコットランドはシェトランドウールのニット、シープスキン、パーツではスタッズなどしっかりした素材がベースとなったが対照的で透け感のあるレースやシルクのランジェリーのようなアイテムも用意し、組み合わせによりフェミニンな印象に仕上げる事が出来る。

カラーリングは夜が深まっていくようにオレンジ、ダークブラウン、ブラックとナチュラルカラーのグラデーション。全体的に柔らかいイメージの色使いのアクセントになったのは様々な色を使ったタイダイや、ZIGZAGシリーズと呼ばれるパターンのプリント。毎回変わるプリントシリーズはクリエイティブディレクターのEmma Hillにより発案されている。幼いころから映画や本が好きだったという彼女は様々な国や年代からのストックがあるという。

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