Fashion Show

Clements Ribeiro

S/S 2013のテーマは「Moonrise Kingdom」。今年のカンヌ国際映画祭にノミネートされたWesley Anderson監督の新作映画である。1960年代のニューイングランドが舞台となっているこの作品、ヒロインは12歳の少女suzyだ。彼女をミューズにした、レトロでノスタルジックなコレクションが、映画のテーマソングFrancois Hardyの「Le temps de l’amour」のBGMと共に発表された。

Clements Ribeiroと言えば、大胆なストライプがアイコンアイテムとなっているが、今季のショーもまた、カラフルなボーダーのサマーカシミヤニットがファーストルックを飾った。
ボーダーに始まり、格子のチェック、カラフルなドットの刺繍、大きく描かれたデイジーのフラワープリント、繊細なレース、鱗の様なスパンコールといった趣向が凝らされているテキスタイルが数多く登場するが、それほどカットを加えないシンプルなデザインですっきりとまとめた。suzyが劇中で纏っているラウンドカラーのシャツやワンピース。本コレクションでは、襟元にはスパンコールの花のモチーフをあしらい、ワンピースはタイトなラインの膝丈にセットすることにより、レディライクな大人のアレンジをプラスした。

シューズはラバーフットウェアブランドのメリッサとコラボレーション。華やかなスタイルに、ピンヒールを合わせるのではなく、あえてラバーのノーヒールのサンダルを持ってくることで絶妙なハズシを効かせていた。

「伝統的なエレガンスの不遜」とVOGUEでも謳われ、自分の考えたものの中に様々な色や形、素材を組み合わせていくClements Ribeiroらしいハイブリッドなショーとなった。

Photo:Hiroyuki Ishimizu Text:Akiko Sakuma


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