Louise Gray

毎回軽快なBGMにのせたポップなショーで観客を魅了するLouise Gray。

今回の「NOW WHAT」コレクションでは、進化したプリントとテクスチャーを存分に見せるため、力強い直線的なシェイプを採用。その上で、ニュースペーパーやジオメトリックにジグザグ、更に落書き風のグラフィックなど、Louise Grayらしいプリントが爆発する。またミラーやスパンコールなどのメタリック感も今回の特徴。

ドレスにテーラードアイテムを織り交ぜ、またシルクやシフォンのアイテムにはカットやホールを設けるなど、女性のハードさとソフトさ両面が自在にレイヤードされる。スコットランド出身のデザイナーとしてシグネチャーのニットは、背中がネットに切り替えられたものなど、パズルのような異素材の組み合わせが斬新なテクスチャーを見せる。

自らの好きなものを全て詰め込み、Louise Grayらしい装飾性を見せながらも、そこにチープな印象はない。全てが従来より洗練されており、ルックとしてだけでなく各ピースとしての仕上がりにも注目したい。

その分アクセサリーはエッジが効いたものが数多く登場。オーバーサイズのジュエリーはTatty Devine、シューズはRobert Clergerie、そしてハットはStephen Jonesが担当した。

Photo:Hiroyuki Ishimizu Text:Yasuyuki Asano


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