Fashion Show

Z Zegna

「ジー ゼニア」2014年秋冬ファッションショーコレクションは、ひっそりと、息を潜めていた“ビート”から姿を現する。サルトリアのエクスパティーズは、ヤングジェネレーションの個性、脈打つエネルギー、そしてリラックスしたエレガンスの、大きな影響を与える表現力となる。

“反抗的”ではなく、エッジーなスタイル。ゆるぎないファッションへの主張を放ちながら、60年代に“変革”という名の種を蒔き、受け入れられたソーシャル ムーブメントを「ジー ゼニア」は、若々しい躍動感に満ち溢れた、張りつめる、つやのあるシルエットで強調されたテーラリングを表現し直す。
ドライでスリムなカットスーツ、ハイカフ クロップドパンツ、マルチポケット、スリーブガーター、モックニットに代わるフィットシャツとタイバーは、他から突出した想像力を掻き立てるコレクション。

コレクションのムードは、グラフィックであり、ラインのうつろいゆく、エクスクルーシブな表現で語られる。ピンストライプ、チョークストライプ、タイトなグリッドを形づくるために交差する幅広または細身のキャンディバンド。幾何学的なモチーフが、モヘアタータン、ミリ単位の裁断で作り上げられたナチュラルショルダージャケット、カーコート、ルーズなアウターウエア、フィット感のあるトラウザーを包み込む。

時に、異なる3つのサイズのストライプモチーフは、モダンな印象を与えるために、あえてミスマッチなカラーコンビネーションで組み合わされている。また、大胆な色づかいのバンドが、ボックスコートの表面で飛散され、伝統的なカラーセレクションにビビットなコントラストを表現する。伝統的なカラーセレクションは、ネイビーブルー、エイコーン(どんぐり)ブラウン、スモーキーグレーであり、バーガンディ、マスタードイエロー、そして大学生のユニフォームを思い起こさせるようなボトルグリーンで強調され、コントラストを作り上げる。

アクセサリーは、厚みのあるチャンキーなラバーソールのモンクシューズ、ハンド パーフォレーテッド チップ、ハンマード カーフスキンとブラッシュド カーフスキンのコンボを通して、さらに不遜なアティチュードとパーソナリティのオーラを放つ。
多機能なビジネスバッグとプライベートバッグは、マイクロ グレイン カーフスキン、ブラッシュドレザーとフェルトウールで作り上げられる。

これらアイテムのコレクションは、ウイットとブラバド(自信)とともに、過去を、そしてブレンドされたインフォーマル モダニズムを表現している。


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