Fashion Show

Bouchra Jarrar

パリを拠点に活躍するブランド “Bouchra Jarrar Paris (ブシュラ・ジャラール・パリ)”。Bouchra JarrarはバレンシアガにてNicola Ghesquierreの元で経験を積んだ後、Christian Lacroixのヘッドクチュールデザイナーに就任。2010年にエレガントさやモダンなスタイルのプレタポルテを発表すると同時に、クチュールに対する情熱からクライアント向けのカスタムメイドも手掛け、マルチな才能が溢れた自身のブランドBouchra Jarrarを立ち上げた。昨年末にはフランスのオートクチュール連盟により、正式にクチュールデザイナーとして仲間入りを果たし、30年ぶりの女性クチュリエ誕生に、注目を集めている。
 
素材やクチュールテクニックならではの丁寧で計算されたライン遣いを極めた自身のブランドのバックグラウンドには、バレンシアガとクリスチャン・ラクロアでの経歴からきているが、金銭や時間の限界をかけクチュールはもう古いし、実験実用性を考えた購入には至らない現実から、”着られるクチュール”の新しい発想と制作に挑戦し続けている。
コレクション創りはデザインからではなく素材選びからスタートし、形となっていく。Aラインやクロスシェイプをシグネチャーとし、バランスの取れた新しいフォルムに発展させている。メンズライクな素材とラグジュアリーなシープスキンを使用している今季のコレクション”no.9″は、幅広い女性に向けた手に届くクチュールを提供している。
 

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