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MIKIO SAKABE

MIKIO SAKABE / 坂部 三樹郎

2006年アントワープ王立芸術アカデミーファッション科首席卒業。
'07-08 A/W コレクションをパリコレクションにプレゼンテーションという形で公式参加。
台湾出身のシュエ・ジェンファン(Shueh Jen-Fang)と共に、レーベル MIKIO SAKABEを立ち上げ、'08 S/S コレクションから東京とパリで発表。
→ MIKIO SAKABE

入学式とメディア

今日はVANTANの新入生の入学式がありました。

EBISU303のなかいっぱいに新入生がいて

 ぼくは 講師代表で すこししゃべりましたが

緊張して言いたいことの10%ぐらいしかできなかったかも、、、、、

なんで人がいっぱいいると緊張するんですかね?

いろんな生徒と しゃべるのには慣れているし

そんなに 緊張する理由ないのに。

でも入学式自体は好きです、なんか学生も期待があるし

こっちにもその空気は伝わってきました。

 

そのあとは清澄白河で

滝田とDROPSNAPの横田くんとSTUDIOVOICE元編集長のかたとでの

トークショーが行われてたのでいってきました。

WEB時代のメディア、ほんと人それぞれ考え方があるんだなー

でもひとついえることは 雑誌のやりかたとは全然違う

コンセプトの立て方

ゆるさなど 今までとはまったく違ったベクトルで創造していかないと

だめだということです。いやむしろそういうコンセプトが

ないのがうけてるときもあるし

ファッション メディア両方がどんどんゆるくなってくるのかな。

 

でも確実に変化の根底になるもののひとつです

ゆるファッション(身近なファストファション>高級なクリエーション)

ゆる流行(リゾート、プレコレ>プレタポルテ>オートクチュール)

ゆるメディア(WEB>新聞>雑誌>本)

質より 速さ 身近さ 気軽さなのかな?

海外でさえ 漫画アニメなどの大衆エンターテイメント

が地に足が着いてきたし(アートの国でさえもちょっとづつ身近なエンターテイメント化してきています)

でもこれは軸であって コレを使って反動かもしれないし コレをひねっていくのかもしれないです。

5 Responses to “入学式とメディア”

  1. en-rut-con より:

    初めまして、en-rut-conです。

    Blog拝見させてもらっています。

    これからのFashionを考えておられる方なので、お伺いしたいことがあります。

    私は、modeは社会との新しいCommunicationの方法として、服に対する可能性を広げるものとしての役割もあると考えています。

    Fast Fashionは流行をいち早く取り入れ、安価で提供することで、Fashionを気軽に楽しむことを可能にしました。

    それに対して、modeはいかにして社会と新しいCommunicationを展開して行くべきだと考えていらっしゃいますか?

  2. MIKIO SAKABE / 坂部 三樹郎 より:

    en-rut-con さま

    コメントありがとうございます。
    この質問のなかのMODEがもし
    感覚的に違っていたらごめんなさい
    ただ ファッションは時代感のあるコミュニケーションツール
    だと思いますし、そのなかで服に対する可能性を広げるものである時代とそうでない時代があると思います。
    もしかして今はFASHIONのクリエーションは服をクリエーションすることですらないのかもしれません。
    (もちろん服そのものが語るべき時代もあったのですが、、)
    もっとムーヴメントとして見ていけたら良いなと
    個人的には考えています。

  3. en-rut-con より:

    en-rut-conです。
    お答えしていただいてありがとうございます。

    既述のModeの意味が曖昧ですみませんでした。
    Modeをprêt-à-porterと解釈した場合、今の時代は、服のDitailやsilhouette、PatternやCutting自体を見せるのではなく、女性像や情感など、価値観やEmotionをCreateすることで社会とCommunicateしてゆく、その社会との相互的-総体的な動きをFashion/Modeとして捉えるということでしょうか?

  4. MIKIO SAKABE / 坂部 三樹郎 より:

    en-rut-con さま
    そうですね。もっともっと見えるものでなくなっていく気がします。心揺さぶられるものの原点みたいなものだと僕は思ってます、なのでその触れ方は 人によっては服そのものでも ひとによっては違う形でも良いのではないでしょうか?

  5. en-rut-con より:

    en-rut-conです。
    ありがとうございます。

    そうですね。私も今、FashionによるCommunicationがさまざまに多様化してきていると感じます。それは服のもつ可能性でもあり、また人のCommunication方法の拡充でもあると思います。

    Fashionで私も、「着る」という実用性だけではなく、CommunicationもCreateしていきたいと考えています。

    またBlog見させてもらいますね。