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東京・吉祥寺の大正通りにあるショップcontemporary creation+です。
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サッカー好きなので、サッカー記事も多いです。
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サッカー日本代表 西野ジャパン パラグアイ戦分析

いよいよワールドカップロシア大会2018が始まりましたが、久々のサッカー記事です。
サッカー日本代表のパラグアイ戦の前に、
TPP承認案が通過し、水道私物化法も通過
日本国民の暮らしが危ないです。
生存権に関わることですし、憲法違反でもあります。
あきらめずに反対していきましょう。

では、サッカー日本代表のパラグアイ戦ですが、セットプレーの守備に課題は残りましたが、前線からのプレスと連携は上手くいっており、なかなか良い試合でした。
久々に『まともなサッカー』を見ることが出来ました(笑)

先発10人入れ替えで機能して驚いた方も居ると思いますが、日本代表合宿の紅白戦見てた方なら、いつも控え組が勝ってたことを知ってると思いますので、オドロキは無かったのではないかと思います。

3バックの練習するのに、控え組が4バックでやってたわけですが

大体控え組は、酒井高 昌子 植田 遠藤航 または酒井高 昌子 植田 酒井宏 でプレーしてました。

で、見てて思ったのは、ディフェンスに非常に安心感あるのと、ビルドアップがうまくいっていたのです。

酒井高徳は、特に絶好調な感じでした。

前にも書いたように、酒井高徳は、左サイドバックだとほとんどミスをしませんし、非常に広い範囲をカバーしていて頼もしい。

昌子と植田は、いつも鹿島で一緒にやってるわけですから、コンビネーションが良いのは当たり前ですが、植田のビルドアップ能力を疑っているサッカーファンの方多かったと思いますが、昨年から筆者は鹿島のサッカーの研究してまして、植田は鹿島ではビルドアップに問題あるように見えなかった。

ただ、右サイドバックの西が怪我して上手くいかなかった時に、鹿島って、実は右サイドバックの西選手が司令塔だったことに気付いたのです。

西選手が居なくなると、いろいろ上手くいかなくなった時期があった。

つまり、回りとの連携によってビルドアップしているので、パスコースが出来ないとビルドアップ出来ないという当たり前の事実です。

その点、今回のチームは、上手くパスコース出来てましたので、ミドルレンジのパスやロングフィードも得意な植田選手にとって、やりやすい状況が生まれたと思います。

パスの逃げ場としての、昌子選手や遠藤選手なども居ましたし。

元鹿島の岩政選手が言ってたのですが、強いチームは何が違うのか?
なんで鹿島は強かったのか?その秘密を書いていたわけですが、ジーコとかトニーニョセレーゾが言ってた『マリーシア』っていうのは、『ずる賢さ』みたいに訳されているけれども、本当は『相手をビビらせること・怖がらせること』らしい

相手がビビったり、怖がったりすれば、ミスをしてくれたり、抜きやすくなったり、様々なことが起きる。
固くなって踏ん張れば、うまく動けなくなる。

必要以上に相手をリスペクトしてしまっては、試合する前から負けているようなもの。

たとえば、相手に当たりに行く時に、突然顔の目の前まで行ったら、ビックリしますよね。
そういうのが、結局守備の強度なんだと言ってました。

この試合、象徴的だったのは、柴崎選手の(斜め)縦パスで、ミスも多かったわけですけど、柴崎選手に『ミスっちゃった、どうしよう』的な反応は、ほとんどありませんでした。

これ、柴崎選手にしてみると、『相手をビビらす(斜め)縦パスを挨拶代わりに入れようとしていたから』だと思います。

『パスミスしてビビってる選手と、パスミスしてるけど、相手の方がビビってる場合がある。』

要は、気持ちの持ち方なのです。

90分通じて試合に勝つために、現在のミスが、トータルでいくとミスではなくて結果に繋がると思わせる態度みたいなのが、強い選手とか強いチームの秘訣なのではないか。

日本人は、ミスを恐れ過ぎて逃げる傾向が強いのです。

ミスした責任を引き受けないで、他人にパスして回避する傾向が強い。
他人に選択権を預けておけば、とりあえず自分が批難されることは無いという逃げの選択をする人が多い。

だから、シュートも、なんとなくシュート撃っておけば良いかなという『逃げのシュート』だったり、シュート撃てるのに横パスしちゃったりも多い。

メッシだって、マルセロやネイマールだって、ミスしますよ。
でも、彼らは、ミスしても全然へこたれません。

むしろ、次はどう攻略するか虎視眈々と狙っているわけです。
だから、相手選手はビビるのです。

ミスによって生まれた失点の数と、ゴールの数と比較した時に、ゴールの数が上回れば、『使える奴』になるわけです。

マルセロ使うと1失点する危険は増えるけど、3点くらい取る確率は増える。だから使われる。世界最高のサイドバックとか言われるようになる。
従来のサイドバックの基準からしたら、ダメな選手ですよ。マルセロ

でも、もしマルセロが全然仕掛けなくて、シンプルにさばく選手だったら、怖くもなんともない。だから、世界最高のサイドバックとか言われることも無い。

だから、『トータルでミスにならないようにした方が良い』と思います。
『トータルでミス』というのは『負ける』ってことですよ。

この試合、香川選手が先発していたわけですけど、香川選手の(市場価値)は、日本の選手の中で一番高くて、およそ16億円くらいです。

なぜ(市場価値)が高いのか?と言いますと、後方からのパスをバイタルエリア(ゴール前のエリア)で受けて、一瞬で前を向くことが出来るから。
で、シュートまで持っていくことが出来るし、決定的なラストパスを送ることも出来る。

これって、相手からすると、すごく怖いプレーなのです。

でも、日本代表の試合だと、なかなか香川選手が活躍出来なかった。

なぜか?

後方にゲームメーカーが居なかったので、香川選手が下りてきてパスをさばく役になっていた。

下がってパスをさばく香川選手、別に怖く無いですよね。

下がってパスさばく選手に、16億円の市場価値は付きません。

でも、今回は、柴崎選手をはじめとした守備陣が、香川選手や岡崎選手に、バシバシ(斜め)縦パスを入れていた。

ミスったら、ボール回収部隊の山口蛍選手や、酒井高徳選手が居るから大丈夫なのです。

そういうプレーを、ハーフコートの紅白戦でずっとやってきて、自分のプレーの特徴を思い出したってことあるのではないでしょうか。

どうも、最近の日本代表の選手達は、いつも不安そうな顔しているのが、ずっと気になってました。
正解がバラバラだから、何が正しいプレーなのかが、全然分からなくなっていたのだと思います。

そんな中、顔つきが変わってきた選手が居た。

控えの選手の方が、試合に出たくてギラギラしていた。

柴崎選手なんかは、まさにそれ。

たとえば、コーナーキックとかフリーキックを香川選手が蹴っていること多かったのですが、香川選手は、コーナーキックとかフリーキックが他人より上手いから選ばれている選手では無いですよね。

コーナーキックとかフリーキックは、もっと上手い選手が居るはずです。

にも関わらず、『俺がやる』とボールを手放さないような選手がなかなか出てきませんでした。

『忖度』しちゃってた。

今回は、柴崎選手が蹴りましたよね。

フリーキック得意な三浦淳宏が言ってましたが、昔の代表は、中村俊輔と名波と三浦淳宏で、フリーキックの練習をずっとしてたので、どの位置だと誰が一番上手いのか誰の目にも明らかだから、争いとか無かったと言ってました。
フリーキックは、そういうレベルの争いになるべきです。

今回、柴崎がフリーキック要員になって、上手くいきましたし、直接フリーキックでは、本田選手も居るので、右・柴崎+左・本田で、2010年のワールドカップの遠藤+本田のようなフリーキック見せてくれるかもしれません。

先発メンバーは

岡崎
乾    香川   武藤
山口    柴崎
酒井高 昌子 植田 遠藤航
東口

これ、前に当ブログで機能していたと指摘したハリルホジッチ体制の2試合目の先発メンバーによく似た布陣です。

岡崎
乾    香川    本田
今野    青山
酒井高 森重 昌子 内田
川島

本田の代わりに武藤
今野の代わりが山口蛍
青山の代わりが柴崎
森重の代わりに植田
内田に代わりが遠藤航

役割がとてもよく似ていると思います。

以下は、当時の分析より

そして、この試合、左サイドにドリブルが得意で単独で打開出来る乾が入ったことで、ディフェンスの間が空き、香川のごく狭いところでボールを受けてシュートを撃てる体制になったこと。
スペースメイキングが得意な岡崎とポストも可能な本田で上手く攻撃出来たことなどがあります。

乾の突破で相手ディフェンスが混乱したこともあって、後半ウズベキスタンの足が止まり、結果は5-1

とてもよく似た試合だったと思います。

4-2-3-1なら、このメンバーは機能するでしょう。

さて初戦のコロンビア戦、どういうメンバーでいくのか?筆者にも分からないわけですから、コロンビアのスタッフは、対策の立てようがないかなと(笑)

元々、ハリルホジッチは、3戦全て違うメンバー構成でやる予定でしたし、相手の特徴も違いますし、コンディションのことなど考えて3戦全て違うメンバーでやると思います。

今回も最低3パターンあるみたいです。

まだ、隠し球というか、全部見せてないそうですし、いろいろありそうですし、どうなるのか注目して見てみたいと思います。

text by
contemporary creation+

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