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SHUN NAKAGAWA

中川 瞬 / banal chic bizarre

1983年長野県諏訪市出身

高校在学中から手刷りのTシャツの卸を開始。
高校卒業後に市毛綾乃と出会い“banalchicbizarre” を立ち上げる。
2005年10月に直営店“ADD”を東京(原宿)にオープンさせ、2009年2月には“ADDosaka”を大阪(南船場)に、12月には“ADDnagano”を長野(松本)にオープンさせる。
その他、2008年にプライベートブランド“EMPERART”を立ち上げ、2009年に雑誌“REAL TOKYO FASHION MAGAZINE : √”を創刊。

ショーの詳細

来期の事書きます。

ショースタッフを一新して挑んだ今回のテーマは“TEAMER”です。

チーマーは80年代後半に出没したヤンキーやギャングみたいな連中で、他の集まりと違う点はファッションにも拘っていたという点。
全員で同じジャンバーを着る事はあったが基本的にはバラバラの格好をしていたそうです。

そんなチーマーがもし現代にいたらどんな連中か?
というのが今回の実験です。

ショー会場は連中の溜まり場のイメージで、モデルのヘルメットとマスク、誘導の方々が着用していたジャンバーはチームで揃いの共通アイテムとして考えています。

今回数あるチーマーの中の一つのチームを表現したかったので現代の草食男子に近いイメージでTHE RATSと名付けました。暴力御免の薄暗いネズミの集団です。

今テーマ設定をやる上で一度ストーリーを書きました。
その中ではいくつかのチームが登場しファッション性も違えば生き甲斐も違う若者達の衝突や交流をメインに書いてみました。
ここで発表したいのですがとにかく文章が長い。
普通に小説です(笑)
なのでやめときます。。。

一応ストーリーの中に出てくるチームの名前とロゴをプリントしたTシャツもあったりします。(デリバリーはまだまだなので今回の展示会には出てませんが)

ちなみに今回チーマーを通して伝えたかったメッセージは対話と交流です。

ネットが発達して大体の情報が家で得られる現代においてもそれを話し合ったり、ネットショッピングで買った服を見せびらかす場所ぐらいは自分達で作っていって欲しい。というメッセージです。

情報のリアリティーやファッションの重要性が薄れてきてるので鏡の前で満足してないで誰かに評価してもらおうみたいな。(伝わりづらくてすいません)

今回更にテーマを忠実に再現する為にモデルはウチのスタッフ等の友達21人に集まってもらいました。

みんな最初はあまり喋らず遠慮がちでしたがショーが始まる直前では凄く楽しそうに話していて今回打ち出したかったメッセージがバックステージでも表現できたのかなと思いました。

そういえば今回ビジネス面でも色々実験したいことがあり、デリバリーのタイミングを変えました。
通常10月にショーと展示会をやると、1月~3月に商品のデリバリーがあるのですがそれではショーの感動も冷めてしまうほど待ち時間が長いですよね。
そこで今回は11月~4月と、毎月入荷がある状態にしました。

それに伴い展示会も2回に分けます。
今回見せたのはショーで使用した服の3分の2です。
残りの3分の1は2月に展示会で、3月、4月デリバリーという流れです。

デリバリーを早くしたので今回受注会を復活させました。
このデリバリーなら飽きずに待てるかもしれないと思ったので、かなり悩みましたが実験してみることにしました。

ただ僕自身は前回のコレクションの時と気持ちは変わらないので、入荷日まで買うアイテムはほとんど決めないです。

ただ完売してしまうアイテムが多いので出遅れ注意です。

 

確実に購入したい方は是非予約を。

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