“ colour in ”と題された今回のコレクションは、前回の春夏コレクションのテーマを引き継ぎ、それをさらに発展させようとした。divkaの服作りをより開かれたものにすること。これまで用いることのなかった服作りの選択肢を意識的に取り入れてみること。前回のコレクションにおけるこれらのテーマは、今回のコレクションにも引き継がれている。
他方で、これまで以上に重きを置いたのは、デザインと機能との関係について考えるということ。強さのある服―例えば、袖を通すという行為がドラマティックな体験となるような服―を作り出そうとしてきた。そして、そのような服の力は、多かれ少なかれ、デザインの力によって支えられているものであると考えている。今回のコレクションにおいてdivkaが目指したのは、そのデザインの力を弱めることなく一枚の服としての完成度を高めて行くことだった。デザインが重さへと傾き過ぎることなく、そして、機能性とも相反することなく、着ることが一つの体験を予感させるような服を作り出そうと試みた。
また、divkaは今シーズン、新たな試みとして以下の3つを展開する。
divkaは性別問わずより多くの人に着ていただきたいという想いから、メンズコレクションを本格的に展開していく。
ph 7+とのコラボレーションによるシューズを発表。同ブランドはフォルム、素材、ディテール、フィニッシュにこだわった靴作りで知られている。
サンフランシスコのレザーブランドEternal Luxeと共同し、レザーバッグやウォレットを製作。同ブランドはすべての製品を熟練した職人によるハンドメイドで製作している。