独自のスタンスで日本の美意識を追求するブランド、matohu(まとふ)。「慶長の美」に続き2010年からスタートした新シリーズ「日本の眼」は、現在第5章まで継続中。
その日本の眼=美意識を解釈した5つの小部屋からなるインスタレーションが、金沢21世紀美術館で開催される。
会期中、デザイナーによるワークショップやイベントの開催、期間限定商品や長着のアーカイブもミュージアムショップに並ぶ。
”なにげなく通り過ぎるいつもの風景に、新鮮な美が息づいている。日本人にとって、美は超越的な概念ではなく、自然や日常の中にひそんでいる様々な層を繊細に見つめることでした。すなわち「日本の眼」とは歴史のなかで日本人がゆっくりと培ってきた、「美に気づく視点」なのです。
服飾ブランドmatohu まとふ(まとうと読む)は、2005年のデビュー以来、「日本の美意識が通底する新しい服の創造」をコンセプトに、独自のスタンスで東京コレクションにおいて異彩を放ってきました。そして2010年から「日本の眼」をテーマに、日本の美意識をひとつずつ取り上げ、毎シーズン服で表現する挑戦を続けています。
金沢21世紀美術館デザインギャラリーでは、「かさね」「無地の美」「映り」「やつし」などあまり知られていない日本の美意識の再発見とその表現を、matohuの最も代表的なアイテム「長着(ながぎ)」—コレクションテーマにそって同じデザインで作り続けられている服―を通して展示いたします。
歴史の経糸を貫く感性が、現代の生活にどう生かされ、個々人の生活に気づきと豊かさをもたらすか。そのヒントを見つけに来てください。”
matohu 日本の眼 —日常にひそむ美を見つける
会期 2012年7月21日(土)〜 11月25日(日)
会場 金沢21世紀美術館 デザインギャラリー <入場無料>
〒920-8509 石川県金沢市広坂1-2-1
tel.076-220-2800 http://www.kanazawa21.jp
午前10時~午後6時 *金・土は午後8時まで
問い合わせ先:matohu表参道本店 TEL 03-6805-1597 http://www.matohu.com
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