10月22日Naoshi Sawayanagi2011春夏のインスタレーションショーが、銀座三越テラスコートにて行われた。

コレクションラインとデニムラインを混成的にみせ、ナチュラルをキーワードに“風”に重点を置いたショーは「軽い素材ではなく、あえてデニムや張りのある素材で風の軽やかなイメージを表現したかった。」とNaoshi氏。風をはらんで丸くなるシルエットを見立てたバルーンのジャケットや、画用紙に絵の具を垂らした時に出来る自然の模様をプリントしたTシャツ等、各種アイテムに風の要素が散見された。デニムの耳で出来たブーツは、わらぐつを編む技術で仕上げられ、ふさふさと揺れるフリンジも印象的。

「着た人が、“服を着る”ということだけでなく、周りの空間、環境も着る。」というコンセプトを元に、風を一緒に着た様な、丸みを帯びたデニムのフォルムが美しいコレクションを展開した。

Text:Kumiko Kobayashi