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MIKIO SAKABE

MIKIO SAKABE / 坂部 三樹郎

2006年アントワープ王立芸術アカデミーファッション科首席卒業。
'07-08 A/W コレクションをパリコレクションにプレゼンテーションという形で公式参加。
台湾出身のシュエ・ジェンファン(Shueh Jen-Fang)と共に、レーベル MIKIO SAKABEを立ち上げ、'08 S/S コレクションから東京とパリで発表。
→ MIKIO SAKABE

キャラクターとJAPANミニマリズム

今日は 3年前のコレクションで発表した’INDUSTRIAL DOLLS’というコレクションについて

ちょっと書いてみようと思います。

このコレクションの中心となったイメージが 人のキャラクター化です。

日本人のイメージする人が かなり中性的なものが多く

女性的で男性や 男性的で女性といったものの究極は

男性観と女性観が両方強くあるわけではなく

むしろ両方ないものに魅力があるのではないかというのが

出発点でした。そのイメージとなるのが

服を着た人が 無個性のキャラクター化することによって

新しい魅力を服を通して作りたかったのです。

僕にとってはかなりの挑戦でしたので2シーズンに渡りこのテーマで

作品を作りました。

キャラクターはものの要らない部分をそぎ落として 伝えたい魅力を

ミニマムに平面的に表現していくことがおおいですが

その ファッションとしてのミニマリズムだけでなく

キャラクターとしてのミニマムな魅力を足し 

ちゃんと服を通して

生身の人間で作り上げてみたかったのです。

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