今日は 3年前のコレクションで発表した’INDUSTRIAL DOLLS’というコレクションについて
ちょっと書いてみようと思います。
このコレクションの中心となったイメージが 人のキャラクター化です。
日本人のイメージする人が かなり中性的なものが多く
女性的で男性や 男性的で女性といったものの究極は
男性観と女性観が両方強くあるわけではなく
むしろ両方ないものに魅力があるのではないかというのが
出発点でした。そのイメージとなるのが
服を着た人が 無個性のキャラクター化することによって
新しい魅力を服を通して作りたかったのです。
僕にとってはかなりの挑戦でしたので2シーズンに渡りこのテーマで
作品を作りました。
キャラクターはものの要らない部分をそぎ落として 伝えたい魅力を
ミニマムに平面的に表現していくことがおおいですが
その ファッションとしてのミニマリズムだけでなく
キャラクターとしてのミニマムな魅力を足し
ちゃんと服を通して
生身の人間で作り上げてみたかったのです。