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SHUN OKUBO

SHUN OKUBO / 大久保 俊

エスモード東京校で学んだ後、2002年パリに渡りステュディオ・ベルソーに入学。同校卒業後ROBERT NORMAND,BALENCIAGA,HAIDER ACKERMANN等のメゾンで経験を重ねる。2007年、ジュエリーブランドSHUN OKUBO&ASSOCIATESを立ち上げる。2009年、株式会社SHUN OKUBO&ASSOCIATESを設立。
SHUN OKUBOデザイナー。オンワードBEIGE,ジュエリーデザイナー。

Official HP: www.shunokubo.com
Facebook: http://www.facebook.com/pages/Shun-Okubo/388696241209283
Twitter: http://twitter.com/SHUN_OKUBO

Now it’s time to sleep good night

《花ひらいて》1934年/”Blühendes” 1934,199
Winterthur, Kunstmuseum Winterthur, Bequest of Dr. Emil and Clara Friedrich-Jezler, 1973
© Schweizerisches Institut für Kunstwissenschaft, Zürich, Lutz Hartmann

国立近代美術館HP http://www.momat.go.jp/Honkan/paul_klee_2011/index.html

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もう夜中の3時半を回ろうとしている、いや回ってしまったところですね、こんばんは。

すでにほとんど夢のなかなのでsが、

眠いゆえに頭にフワフワと浮かんでいることを書いてから寝ようかと思います。

久々の更新なのにこんな言い草でもうしわけないのですがほんとのことなので仕方ない。

ということで、今回は村上ショージのようにオチもなにもないかもしれませんが書き始めます。

さて、本日は国立近代美術館に行ってパウル・クレー展を観てきました。

これが想像以上に良い展示でだったんですが、何が良かったかというと後半部分に設定された3つのテーマによる構成が功を奏していた気がします。ぜひ会場に行ってご覧頂きたいのですが、クレーの創作手法を大きく3つに分けて展示してあります。特に一般の方々にも非常に分かりやすい感じだったんじゃないかと思います。これを観ると彼がバウハウスの講師として招かれた理由が本当によく分かる。

日本で恐らくメジャーな天使のシリーズは残念ながら今回はありませんでしたが、展示された作品数も申し分なく、

かといって決してマニアックすぎる内容でもないが、(きっと)発見がある、そんな好感の持てる展示でした。

パウル・クレーを後にし,国立近代美術館の分館(?)の工芸館にも足を運びました。

入り口は行ってすぐのミュージアムショップのウィンドウに平 松 保 城 さんのリングの作品がたくさん並んでいてびっくりしました。実は平松さんのファンなので個人的にたぎるものがあったというか、ふと平松さんの作品に触れることができたので、ちょっといい気分になりました。ちなみに平松さんの作品は世界の名だたる博物館&美術館に収められていていますし、作品は息をのむほどかっこいい。とにかく平松さんの作品をご覧になりたい方はぜひこの近代美術館、ドゥーポワソン、もしくは吉祥寺のOUTBOUNDにてご覧になってみてください。都内ばかりの情報で申し訳ないのですが僕が知ってるのはこの3箇所なので。

さて、たまたまシマシマに関する展示を見てきたんですが、焼物や友禅染や絵画などのなかにジャスパー・ジョーンズの作品もありました。

偶然ですが、最近僕はジャスパー・ジョーンズはじめ、Num June Pike, John Cage, Merce Cunningham,Joseph Beuysらについて、ちょっと調べものをしていたんです。だからジャスパーの絵を見つけて、ちょっと、おっ!となった。

もちろん自分の創作のためのリサーチなんですけれど、彼らは僕にとっては特別な存在、というか、そもそも一般的にも非常に影響力のあった方々ですが、個人的に最も大きな影響を受けた人たちであって、今回意識的にそこに一度もどろうと思っていたところでした。僕を形成した元ネタみたいな人たちですね(ちなみに例えばウォーホールとかバスキアとかポロック(etc.. とかにはあんまり影響されてないと思っています。)

僕がパリで少しだけ現代音楽をならったのもケージの影響ですし、カニンガムで現代ダンスを知り、パイクさんにユーモアと越境する態度を教えてもらい、、というか(どんな影響か、なんて書いていてばかばかしくなってきた)、そんなチマチマしたことではなく、周りに芸術家やアーティストや作家やデザイナーや学者が誰一人いなかった少年時代、迷えるただの子供だった僕を揺さぶり、導いてくれた人たち、

だから僕が何か作る時は必ず彼らからの影響が必ず少なからずある、と思っています。

実際に作ることを教えてくれたのは、校長のMarie、音楽家のDenis Dufour、デザイナーのHaider達

だったけれど、同じように僕を導いてくれたのが会ったことはないけれどパイクさんはじめケージやカニンガムだったんです。何が言いたいかと、彼らは僕という人間の元ネタだということなんですけれど、そしてなぜかそれを深夜に朦朧としながら晒しているというのはなんだか滑稽に思えてきました。こういうのは本来はあまりいわないほうが良いんだと思いますが、クレーと平松さんの作品を見たことと菊地成孔さんのラジオを聴いたことの熱にちょっと当てられて頭がおかしくなっているので仕方ない。

ということで、本当にオチもなにもなくって情けなくなってきましたがw、先日見つけたパイクさんと坂本さんが何十年も前に作った映像をここにアップロードして皆さんの目をそらすことによって僕の書いたこのブログことはきれいさっぱり忘れてもらうことを期待して、何もなかったようにアッケラカンと〆たいと思います。もうさすがに寝たい時間なので失礼いたします。それではおやすみなさい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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