メゾン・マルタンマルジェラ出身のデザイナー、小野智海氏による『名前の無いブランド』のコートが入荷しました。
シンプルなPコートですが、ポケットが沢山付いているなど、ディテールに気が利いています。
付属を付けると防風のシルエットになるのもグッド。
筆者的には、この全て止めた状態がとても好きです。
デザイナーの小野さんが、「ミリタリーの服が大好き」とおっしゃっていたのも納得の仕上がりです。
素材も抜群ですし、長く愛せる一品になると思います。
値段も、それほど高価ではないですし、広くオススメします。
tomoumi ono / JAPAN
90%WOOL 10%CASHMERE
MADE IN JAPAN
SIZE 38,40,42
64,000yen+TAX
ユニセックスサイズですので男女共着用可能です。
以下、小野智海インタビューより引用
デザイナーの小野智海氏は東京藝術大学美術学部芸術学科卒業後、渡仏、Ecole de la chambre syndicale de la couture parisienne卒業。Lefranc Ferrant、 Maison Martin Margiela で経験を積み帰国。その後2009年に自身のブランド_______ を設立し今日に至る。
―ファッションとはあなたにとってなんでしょうか
この質問に答えることは非常に難しいですが、、、それは、服を作り、またそれを提示する中で探求されるものです。そして、それはその都度に問い直されるものです。しかし、服を作ることは、ファッションとは何かを問うことによって作られるものではありません。
それは、あくまで感覚によって探求されるものです、、、、
かつてシャネルがインタヴューの中で、モード=ファッションに関して、こう答えたことがあります「モードそれは私だった」と。これは非常に興味深いのですが、これを違う形で解釈すれば「私」と言う言葉は、誰もが自身のことを「私」と呼ぶことが出来る様に、本来的に単数であると同時に多数なものです。このシャネルの言葉において、モードとはシャネル本人を指すと同時にそれを指してはいないということです。つまり、モード=ファッションとは、多くの人々によって作られていると言う意味において無数の「私」であり、同時に誰でもである「私」によって作られるものだということです。
服を着ることは、個人的な趣向や気分を表現することです。そしてそれは、自身を変革し肯定する手段であり、他者に対する感情や態度を表現する手段でもあります。そうした、個々人の表現がファッションなのだと思います。
あえて答えるなら、私にとってファッションとは一つのメチエ=職業であり、それは社会におけるメチエ=役割であり、多くの職人的メチエ=技巧によって支えられたものです。そしてそれは、誰かにとっての小さな幸せを作るメチエであり、それを喜びとする人々のメチエなのだと思います。
以上引用
全文は
小野智海 ~名前の無いブランド~ 1/2
http://changefashion.net/interview/2011/12/05193316.html
小野智海 ~名前の無いブランド~ 2/2
http://changefashion.net/interview/2011/12/07194143.html
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