10月22日に発表した2011S/S collection。
テーマは『9646』だった。
『9646』とは松本大洋原作のアニメ「鉄コン筋クリート」の主人公クロとシロから。
本編とはあまり関係ないんだけど、海辺で終わるシーン。
映画は終わっても2人は成長してゆく。
そんな思いからスタートしたコレクションでした。
少し前のブログでも書いたけどこのテーマでいこう!!っと決定打になったのはホリエさんとの出会いです。
実は言うと今回は本当に悩んでたから。
今までは多かれ少なかれ過去の想い!っみたいな物をテーマに組み立てていて、、、。
2009S/S「schreet」から2010A/W「トビラ」にかけて描いた過去の想い。
『人生という長い時間の中で少年期と呼ばれる美しくも時に残酷な時間
短く限られているからこそ美しくも儚いこの瞬間は誰にも訪れて過ぎ去り、やがて忘れてゆく
誰にでも訪れるが故に、それに気付けないまま大人になってしまった少年達
そんな少年達が悩み葛藤しながらも恋をして輝き、夢を見ていたあの頃に
いま、想いを馳せる』
上記の文章は「schreet」の骨組みとなったコトバです。
そして、今のSiseの礎となる大事なピースの一つでもあると思っています。
でも、そんな過去から少し離れてみようと、、、みたいと。。。。
だから悩んでた!!っというよりは足掻いていたのかな?!
それでも人生には時にこんな瞬間があるのです。
運命と言うと大袈裟だけど何て言うのかね、、、
そんなタイミングを身方に描い今シーズンは少しの強さを意識しました!
だってクロとシロだもん。
必死に戦っているでしょ?!
大切な物を守ろうと必死になればなるほどその大切な何かを傷つけてしまう。
それに伴う、焦燥感や孤独感といったマイナスの感情。
仮にそれが仕方のない事なのだとしたら、それに耐えうる強さを!!
結果、、、
意識した甲斐があったのか多くの人に「強くなった」「男らしくなった」っとの言葉を頂きました。
そして全てが終わった今思う事は、生意気だけど『まだまだこれからだね!!』っという事です。
最後に携わってくれた全ての方に多大なる尊敬の念と伝えきれない感謝を。
ありがとうございました。
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