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サッカー日本代表ザックジャパン オマーン戦(アウェー)分析

遅くなりましたが、サッカー日本代表ザックジャパン オマーン戦分析です。

11月14日(水) 15:30(現地時間)=20:30(日本時間) / 会場:マスカット(オマーン)
オマーン1ー2日本
ムバラク(後半32分)
得点 清武弘嗣(前半20分)、岡崎慎司(後半44分)
ムバラク(後半12分)

GK: 1 川島永嗣
DF: 5 長友佑都
  22 吉田麻也
  21 酒井宏樹
MF: 15 今野泰幸
  7 遠藤保仁
  → 20 高橋秀人(後半49分)
  17 長谷部誠(cap)
  4 本田圭佑
FW: 18 前田遼一
  → 6 酒井高徳(後半19分)
  9 岡崎慎司
  8 清武弘嗣
  → 13 細貝萌(後半39分)

スタメン

     前田
岡崎   本田   清武
遠藤   長谷部
長友 今野 吉田 酒井宏
     川島

今回も勝ち、次勝てば、ブラジルW杯出場が決まります。

香川不在とはいえ、やはり、アジアレヴェルでは、日本は強いです。

先発は、実にまっとうなメンバーと配置でした。

本田と前田はタイプが似ており、役割がかぶっていましたが、共に賢いこともあり、最近では随分スムーズにプレー出来るようになってきました。

そして、岡崎が入ることにより、スペースに飛び出す、そして飛び込むことがスムーズに出来るようになったこと。
これが勝因だったと思います。

1点目は、今野の上がりから、長友へパス、そして清武が詰めてゴール。

オマーンの超絶な暑さに苦しみながらも、前半を1−0で折り返します。

後半19分、一人目の交代は、CF前田からSB酒井高徳

こうなりました。

     本田
長友   清武   岡崎
遠藤   長谷部
酒井高 今野 吉田 酒井宏
     川島

動けていた前田を下げ、暑さで動きが悪かった本田の1トップ(0トップ)

長友をサイドハーフにして守備の強化を計る。

気持ちはわかりますが

正直、あまり効果的ではなかったと思います。

これはやはり、攻撃陣がシンメトリー(左右対称)だからなのではなかと思います。

人間は、無意識にシンメトリー(左右対称)が美しいと認識し、そういう配置をする傾向にありますが、アシメトリー(左右非対称)にした方が、自然に流動性が生まれ、機能することが多いのです。

逆に、シンメトリー(左右対称)は、相手からすると、対処が分りやすくなるのだと思います。

案の定、失点し、1−1に追いつかれています。

そして、清武弘嗣から 細貝萌(後半39分)

3ボランチかと思いましたが、遠藤がトップ下に入り

     本田
長友   遠藤   岡崎
 細貝   長谷部
酒井高 今野 吉田 酒井宏
     川島

こうなりました。

ボランチの2人も同じタイプになり、バックラインを除いて、完全シンメトリー(左右対称)な構造になりました。

見ていて、長谷部と細貝の役割がかぶり、あまり良い布陣には思えませんでしたが、バックラインのアシメトリー構造と、長友がサイドハーフである強みを活かし、肝心なところで酒井高徳がオーバーラップし、センタリング、それを遠藤の絶妙なヒールパスに岡崎が合わせたカタチで2点目が入りました。

見事な攻撃でした。

ここで特筆すべきは、遠藤のポジショニングと技術力、判断力だったと思います。
まさにスーパーなプレー

ここのところ、何回か試している遠藤のトップ下ですが、なかなか良いんですよね。

本田の1トップ(0トップ)の場合は、案外と遠藤のトップ下が機能するようです。

ようするに、本田がトップ下で、遠藤ボランチと同じ関係が築けるからだと思います。

その際に、実際には岡崎が1トップ的に機能するということかと。

     本田
長友   遠藤   岡崎
 細貝   長谷部
酒井高 今野 吉田 酒井宏
     川島

酒井高     本田
   遠藤   岡崎
長友  細貝   長谷部
 今野 吉田 酒井宏
     川島

酒井高 遠藤 岡崎   
      本田
長友  細貝   長谷部
 今野 吉田 酒井宏
     川島

で、最後に高橋を入れ、試合を締めました。

結果は良かったですが、管理人的には、1−0で勝っている場合は、こういう交代も良いのではないかと思ってます。

     岡崎
長友   本田   清武   
遠藤   長谷部
酒井高 今野 吉田 酒井宏
     川島

岡崎の1トップですね。

そして、もう一人、スピードスターを控えのメンバーに入れておいてほしいと思います。

アジアレヴェルよりもっと上の世界を目指すなら、やっておいて欲しい戦術です。

text by

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