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原爆の投下「私も長年、投下は正しかったと信じていたが、それは神話、うそだと分かった。『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 』

本日は、広島に原爆が落ちた8月6日です。

広島の原爆慰霊祭に,『JFK』,『7月4日に生まれて』『プラトーン』などの映画監督として知られるオリバーストーン監督が来ています。

以下引用

東京新聞
アカデミー賞の受賞作品「プラトーン」などで知られ、米国の軍事展開を批判する米映画監督のオリバー・ストーン氏(66)が、広島の原爆の日などに合わせて来日している。十五日まで長崎、沖縄を回り、原爆や米軍基地問題について人々と対話する予定だ。

中略

戦争を早く終わらせ、多大な犠牲を防ぐのに必要だったという米国の正当化理論に対し、ストーン氏は「私も長年、投下は正しかったと信じていたが、それは神話、うそだと分かった。今も子どもたちはうそを教えられている」と指摘する。
以上引用

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013080602000105.html

琉球新聞
米の「二重基準」指摘 オリバー・ストーン氏本紙インタビュー

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-210512-storytopic-1.html

さて、『JFK』,『7月4日に生まれて』『プラトーン』などの映画監督として知られるオリバーストーンのテレビシリーズ、『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 』ですが、最初のうちはあまり期待もせず見ていたのですが、面白かったですね。

ここまではっきりと、米国の歴史に疑問を投げかける番組は、メジャーな制作会社が制作したテレビシリーズとしては、極めて異例だと思います。

こういう番組こそ、NHKは、地上波のゴールデンタイムで放映すべきです。

これは、共産主義者のプロパガンダではなく、米国人が作った、自らの国の歴史に対する疑問なのですから。

その『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 』の再放送を、ただいまBS1の深夜やっています。

この番組は、一般的な人に対して、米国史を考え直す、見直すのに最適な番組になっています。

是非、一般的な人にも紹介してください。

録画して家族や友人に見せてあげてください。

もちろん、史実から言えば、突っ込みたいところも沢山ありますが、メジャーなテレビ局が、こうした番組を作り、放送していることが重要なのです。

NHKの言うこと信じている人って沢山居るのです。

もう、笑っちゃうくらい。

だから重要なのです。

この番組を見れば、B層やネトウヨでも、世界史の見方が、少しは変化するでしょう。

以下放映スケジュール

第2回 ルーズベルト、トルーマン、ウォレス(再)
8月6日 火曜深夜[水曜午前 0時00分~0時50分]
アメリカの映画監督オリバー・ストーン氏が、脚本を歴史学者のピーター・カズニック氏と組んで書き、制作したドキュメンタリー・シリーズ。第2回は戦時中のルーズベルト政権の様相と、スターリングラードの攻防以降、ソビエトに形勢が傾く独ソ戦の後半を見ていく。内政面では異例の4選を目指したルーズベルトが不在の中、副大統領候補に現職のヘンリー・ウォレスからトルーマンに代わる民主党大会での策謀も描かれる。

第3回 原爆投下(再)
8月7日 水曜深夜[木曜午前 0時00分~0時50分]
アメリカの映画監督オリバー・ストーン氏が、脚本を歴史学者のピーター・カズニック氏と組み、制作したドキュメンタリー・シリーズ。第3回はトルーマン政権の広島、長崎への原爆投下決定に至る内実を描く。政権内では米軍のトップ級の将軍の多くが、日本の敗戦色が強い中で、戦争終結のための原爆投下は軍事的には意味がないと考え、反対していた。しかし、トルーマン大統領、バーンズ国務長官らがこうした意見を遮ったとする。

第4回 冷戦の構図(再)
8月8日 木曜深夜[金曜午前 0時00分~0時50分]
アメリカの映画監督オリバー・ストーン氏が、脚本を歴史学者のピーター・カズニック氏と組み、制作したドキュメンタリー・シリーズ。第4回は第二次世界大戦直後の5年間に焦点を当てる。アメリカが核兵器を保有し、世界に君臨する反共産主義国家へと変わっていく経緯を明らかにする。1947年のトルーマン・ドクトリンによって、冷戦の構図を作りあげ、アメリカによる朝鮮半島、インドシナ半島への介入の下地となっていく。

シリーズ オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 第2週(再)

第5回 アイゼンハワーと核兵器(再)
8月12日 月曜深夜[火曜午前 0時00分~0時50分]
映画監督オリバー・ストーンと歴史学者のピーター・カズニックが共同で脚本を手がけ、アメリカ史を新たな視点で描くドキュメンタリーシリーズの第2週。この回は、冷戦構造が確定し、核開発競争が繰り広げられるアイゼンハワー大統領の1950年代。国内では軍事産業の隆盛により繁栄と平和を謳歌する一方、対外的には夥しい数の核兵器を配備し、“力の外交”によるアメリカン・エンパイア-を確立していったと締めくくる。

第6回 J.F.ケネディ ~全面核戦争の瀬戸際~(再)
8月13日 火曜深夜[水曜午前 0時00分~0時50分]
映画監督オリバー・ストーンと歴史学者のピーター・カズニックが脚本を手がけ、アメリカ史を新たな視点で描くドキュメンタリーシリーズの2週目。第6回はケネディの時代。冷戦と反共主義で弱体化した民主党のホープだったケネディは、キューバ危機で全面核戦争を回避。核軍縮と米ソの平和的共存を訴えた。しかしソ連に対して弱腰だと軍部や保守派の怒りを買い、その死後、後継者たちは再び核の大量保有に進んでいく。

第7回 ベトナム戦争 運命の暗転(再)
8月14日 水曜深夜[木曜午前 0時00分~0時50分]
映画監督オリバー・ストーンと歴史学者のピーター・カズニックが共同で脚本を手がけ、アメリカ史を新たな視点で描くドキュメンタリーシリーズの第2週。第7回では、泥沼化するベトナム戦争中の核兵器使用の検討など、力で押し切ろうとした政府高官たちの行動を描く。そして、大義なき戦争を“組織的に美化”し、教訓を得ようとしなかった政治家たちの姿勢や、今もなお続くアメリカ社会の分断を厳しく指摘する。

http://www.nhk.or.jp/wdoc/yotei/index.html

重要なポイントは、米国(ルーズベルト)とソ連(スターリン)の間で、第二次大戦の終結に向けての領土の分割についての取り決めを会談で合意していたものが、米国が原爆を手に入れたことにより、それを反故にして、原爆を独占している間に勢力を拡大しようとした。

その結果として原爆の投下と朝鮮戦争、そして冷戦が起きたと、オリヴァーストーンは言っている。

そしてそれは、ルーズベルトが病気(暗殺ですかね?)で死に、トルーマンが大統領になったために起きた。

もし、1944年11月7日の大統領選の時に、ルーズベルトが副大統領にトルーマンでは無く、ヘンリー・A・ウォレス副大統領をそのまま選んでいたら、必然的にヘンリー・A・ウォレスが大統領に昇格し、原爆は落とされず、全く違った世界になっていた可能性がある。

ということでした。

なかなか興味深い内容でしたね。

ルーズベルトは共和党候補トーマス・E.デューイに勝ち、1944年11月7日に先例のない4選を果たした。しかしながら肖像画の制作途中、1945年4月12日の昼食前に脳卒中で死去し、副大統領ハリー・S・トルーマンが大統領に昇格した。その後5月にはドイツが降伏、8月には日本が降伏して第二次世界大戦が終結する目前の死であった。
wikipedia

KKKのトルーマンが大統領になるのは、この選挙の時に決まっていたんだろうね。

ま、東京大空襲は、ルーズベルトがやったわけですけどね、あくまでも。。
病気だったので、当時もう実権は無かったかもしれませんが

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