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POTTO/Yamamoto

POTTO / 山本哲也

1974年兵庫県生まれ。1997年文化服装学院卒業。
2001年にPOTTOを設立。2002年に中古のぬいぐるみを解体して洋服に仕立てたコレクションを発表。以降毎シーズン、コレクションを発表している。
2004年より東京コレクションで発表。
2007年にショップをオープン。
コレクションは全て、自身の手で、一点ずつ製作する。
恵比寿のPOTTO SHOPで、そこで作ってそこで販売してそこで暮らす、というやり方で、2007年以降は制作、発表をしている。

2011年12月に拠点を岡山県に移す。
2012年8月、山POTTO SHOPをオープン。

POTTO
701−1334 岡山県岡山市北区高松原古才8 tel 086−239−8951

HP:http://www.potto-web.com/

asafo flags

ROCKETの帰り道、深夜に明治通り沿いのSLAPSHOTのウィンドゥでこれを見付けた。
(写真は翌日昼間に撮った)

あっ!と思ってUターンしたらここの人が見ていたらしく、、、

すぐに追いかけてきてしつこく調べられ、
カバンの中には
キャベツ太郎、アルフォート、ハイチュウストロベリー、電動ドリル、ドライバー、タオル、、、
などしか入っておらず、すみませんでした。

これはガーナ共和国のfante族の旗ですね。

こういうのがあります。

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Fante族はAkan系の民族で、昔からCape Coastを中心にGhanaの沿岸沿いに住んでいる。
 そのためポルトガル人、後にオランダ人やイギリス人との交易仲介者となった。
  Fante族の人々は国家としての団結心が弱かったようで、海岸沿い100kmぐらいの範囲の中に24もの州があった。
 それぞれの州には「Omanhen」と呼ばれる長がおり、彼を支えたのが「Asafo」である。
  「Asafo」とは「Sa=戦争」と「Fo=人々」を合わせた言葉で、Fante族の軍事組織のことである。
 彼らは軍事的だけでなく政治的にも大きな影響を持っていたようで、Omanhenの選出にも関わった。
 だがAsafo自体も1つの州に2~14もあり、これら統一感の欠如がイギリスによる分断支配を招き、最終的には同じAkan系で現在もGhanaの国内国家として残るAshanti族との争いに敗れ、19世紀で国家としての歴史は終わりを告げるのである。

 「Asafo」自体は現在も残っており、彼らの集会や宗教儀式をおこなう場所が「Pousban」である。
 その特徴は何と言っても建物の周りに飾られた人形で、統一感のないいろいろな種類のものが幅広く飾られている。
 http://www.k5.dion.ne.jp/~noho-hon/Case_Book/Others/Architecture/Religious/Pousban/pousban.html          
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12~13年前くらいから好きで、今度6月にやるコレクションに大きく関わってくるのです。
こういう本もPOTTO SHOPに置いてますので、是非声かけてください。

3 Responses to “asafo flags”

  1. ハチ より:

    山本さんすごく面白いです。
    勉強になります。

  2. POTTO / 山本哲也 より:

    ハチさん
    どうもです!ネ!かわいいですよね asafo 。好きです。デモ、、絵柄がかなり怖いのがたくさんあるんですよ。首切ってたり槍で突いてたり、、、はぁ。。。
    戦いの旗みたいですが、なんでそんなに戦うんですかね??

  3. Hachi / BALMUNG より:

    種族繁栄、生きること、なんですかね。。。
    自分たちで自分たちを正当化(正義、栄誉)してエネルギーとして次に繋げていくんでしょうか。

    これにインスパイアされた次のPOTTOの服、楽しみですね。