サッカーU20ワールドカップ2017 日本対イタリア戦分析
サッカーの前に、北朝鮮が打ち上げた飛翔体の件ですが、スカッドミサイルの系列であり、日本がこのミサイルの件で心配する必要は無いそうです。
射程距離は500から600キロ。日本攻撃には明らかに距離が不足している。からだそうです。
なので、この件で騒ぐのは、別の理由があるかと思います。
では、共謀罪や偽旗テロなど要注意ですが、サッカーの話題。
あっという間の2失点。
そして、個の力で打開した2得点。
最後は、そのままだと両方決勝トーナメントに勝ち残りのため、打撃戦にならないように設定し試合を終える。
2−2で終了。
まあ、決勝トーナメントに勝ち残れたことは良かったですが、失点は多すぎですね。
守備力という点で課題があるのは確かです。
全体的に課題が多いですが、特に、初瀬選手(ガンバ大阪)には、守備的に多くの課題があるかなと。
サイドバックは、突っ立ってないで、ちゃんと全力でカバーに入らないとダメです。
ガンバ大阪は、昔からサイドバックに守備に課題がある選手が多い傾向にあります。
安田、米倉、藤春。。
攻撃力は素晴らしいのですが、諸刃の剣といいますか。
加地が居た時は、右サイドの守備が強かったので強かったですが、現在は居ません。
だから、3バックにしてみたということなんでしょうけれども
おそらく、今回の試合では、相手の左サイドに弱点があることをスカウティングで気付き、あえて日本の左サイドは守備の強い杉岡と遠藤を選んで、右サイドを攻撃的なガンバのトリオにしたのだと思いますが。
今回の試合では、相手の左サイドと日本の右サイドでは、2失点した以降では、圧倒的に勝っていたわけで、引き分けに持ち込んだ能力もガンバ大阪のトリオの功績だったわけですけれども。。
4−1ー4−1で守る相手のボランチ脇に堂安が入り、初瀬が上がることで、相手の右サイドを崩せていた。
その堂安の2ゴールは、共に素晴らしいものでした。
南アフリカ戦のゴールも含めて,3得点すべて、大会ベストゴールに選ばれそうなスーパープレーだったと思います。
15歳の久保に注目が集まる中で、本来エース級の堂安としては、プレッシャーがかかりにくくてやりやすい状況ということも言えたわけですけれども、南アフリカ戦の蓋を開けてみれば、前半は何も出来ずにボール奪われてばかり。
それでも、後半は、久保とのワンツーでスーパーゴール。
日本の勝利を引き寄せました。
今回は、エースの小川が怪我で戦線離脱し、久保も控え。
堂安は、個の力で突破しましたよね。
1点目の遠藤のクロスも素晴らしかったですが、あれを点で合わせられたのは、やはり個の力です。
0-2の状況で気持ちで負けなかったこと、触れそうもないボールに対して身体を投げ出して触ってシュートしたゴール。
2点目のドリブルは、メッシみたいなゴールでした。
4人のディフェンダーに囲まれながら自力で突破したゴール。
まあ、相手が先に2得点取って緩んでいたということも多少あったと思いますけど、そこを決め切るだけの個の力があったのも確かです。
日本のユース世代は、2007年U20ワールドカップベスト8になって以来(槙野や柏木の世代)、ずっとアジアで負けていました。
それは、それ以降、パス回しばかり重視し、個の力よりも連携で崩すことにこだわり過ぎていたことと関係していると、以前から当ブログは指摘していました。
パス回しを重視するあまり、個人のパワーや高さ、強さ、ボール奪取力、ドリブルやシュートの力など、個の力のある選手が外されてきた結果として、アジアの単純な高さや強さに、負けてきたのです。
ハリルホジッチ代表監督が盛んにデュエルを強調するのは、個で闘えないとダメってことです。
さて、今日は、決勝トーナメントのベネズエラ戦です。
どうなるか、注目してみましょう。
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