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TAKUYA KIKUTA

菊田琢也 / TAKUYA KIKUTA

1979年山形生まれ。縫製業を営む両親のもと、布に囲まれた環境のなかで育つ。
2003年筑波大学卒。在学時にファッション研究を志す。
その後、文化女子大学大学院博士後期課程を修了(被服環境学博士)。
現在、文化学園大学・女子美術大学他非常勤講師。専門は文化社会学(ファッション研究)。
近著に「装飾の排除から、過剰な装飾へ 「かわいい」から読み解くコムデギャルソン」(西谷真理子編『相対性コム デ ギャルソン論』フィルムアート社2012)、「やくしまるえつこの輪郭 素描される少女像」(『ユリイカ』第43巻第13号、青土社2011)など。

E-mail: tak.kikutaあっとgmail.com

I Wanna Be Me

お久しぶりの更新になってしまいました。
ここ数ヶ月、仕事に追われまくっておりましたが、もう少しで落ち着きそうですので、来月頃からまた少しずつ書いていきたいなと思っております。引き続きどうぞよろしくお願いします。
  
さて、今週末にこんなことをやらせて頂くことになりました。
http://changefashion.net/news/2012/10/18141912.html
  
直近のお知らせになってしまいすいません。
トークはあまり得意ではないのですが、、、ご興味おありの方がいらっしゃいましたら、足を運んで頂けると幸いです。
難しいことは話せません。ファッションってこんなに楽しいんだよってことなら話せると思います。
以下、概要文(全文バージョン)。
  
「ヴィヴィアン・ウエストウッドとその受容」
パンク・ムーヴメントの象徴として、あるいは英国を代表するデザイナーとして知られるヴィヴィアン・ウエストウッド。挑発的でありつつもエレガントな服作りは、1970年代以降、路上からランウェイまで多くの人たちに影響を与えてきました。今回は、そうした1人のデザイナーの足跡を辿るとともに、彼女が残したアイテムの数々が、日本の女の子たちからどのように受容されていったのかについて探ることで、ファッションの「着る」という側面について考えてみたいと思います。
セディショナリーズ、パンクス、ニューロマンティクス、ヴィヴィ子、ロリィタ、ゴシック、原宿ストリート、矢沢あいの読者、バンギャ、ギャル、女子高生などなど。日本において、ヴィヴィアン・ウエストウッドは、ストリートからクラブ、ライブハウス、あるいは、雑誌、マンガ、アニメといった様々なフィールドを縦横無尽に行き交いながら、多くの女の子たちから愛され、着続けられてきました。「伝統を未来に繋げていく」を意味するオーブマークに、女の子たちは果たして何を投影してきたのでしょうか。
ロッキンホースを履いたときの少し背伸びした感覚を、アナーキーシャツと共に着るパンクの思想を、フリルに高襟にパニエにバレリーナに甘くときめくロマンチシズムを、深淵な黒一色に包まれて耽溺するゴシックな精神を、解体されたタータンチェックと歪んだアーガイルによって表現されるアングロマニアを。
あるいは、ファッションの多面性を語るということ。
  
当日は雨のようです。
どうぞ足下にはお気をつけてお越し下さいませ。
  
  
Sex Pistols: I Wanna Be Me

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