Fashion Show

Luciole_jean pierre

Luciole_jean pierre 2011 – 2012 A/W Collectionが披露された。今シーズンのテーマは”Brilliance Philosophy”。伝説的オランダのサッカー選手ヨハン・クライフの言葉からコレクションがスタートしたと言う。

It’s better to lose with your own vision than with someone else’s.
Win so beautiful -johan cruijff- / 自分の理論を変えてまで勝とうとするより自分の理論を貫いて負けろ

黒、ストリートという東京という街のテイストに溺れることなく「自分の好きな”灰汁”を出したい」というデザイナーが選んだのは光沢感や艶感。またテーマと共に毎シーズンデザイナーがフィーチャーしているのが音楽だ。今シーズンは1970年代に結成されたニューヨークのバンドTelevisionを選択。その現代版のデビュー衣装をイメージして描かれている。オリジナルのTelevisionはアナーキーなアイテムを着ているがLuciole_jean pierreが提案するのは現代に生きる彼らの為の綺麗な洋服。’「この洋服を着倒すことにより汚くして欲しい」という自身の思いが込められている。

今シーズンはネルシャツ×フェイクレザー、デニム×フェイクレザー、ジャージー×トラディショナルなストライプなど相反する生地の組み合わせが中心。ダブルのデニムジャケットは1890年~1920年頃のリーバイスの仕様を元に作られている。クライフの言葉が並べられたボーダーTシャツにオランダ代表のキャプテンでもあったクライフのキャプテンマークをイメージした腕のポケット。
TシャツはTelevisionに憧れたSex Pistols、そのPistolsの象徴的アイテムであるVivienne Westwoodのガーゼシャツをイメージしている。
イメージビジュアルでも使われているシャツストールは今シーズンのキーアイテム。シャツブランドとしてはじまったブランドのルーツが溢れている。
前回よりアイテム数を抑えよりコンパクトにまとめ自身の得意なアイテムに注力した印象のコレクションとなっている。

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