NAG

NYを拠点とし、1966年からジュエリー工房として時を重ねてきたアトリエにて日本人デザイナーが制作するジュエリーブランドNAGの展示会が行われた。

宝石屋の技術を用いて作られたNAGのジュエリーは、ハードなフェイスモチーフに繊細なテクニックとマテリアルが加味されたデザインが特徴的。
定番で出されている“ALPHABET FRIENDS”は動物や甲冑、バイク等、バリエーション豊富なモチーフがアルファベットに形作られ、それらに加えられたループ部分にチェーンを通せばネックレスのトップに、ゴムを通せばヘアアクセサリーへと、多種多様にアレンジ出来る遊び心ある作品。
メンズジュエリーのネックレス、リング、ブレスレット等へはシルバーをベースに、天然石やパール、50年代の色とりどりのチェコのガラスで装飾され、独特で異彩なデザインが存在感を示すラインナップだ。
レディースジュエリーには天然石やパールでハートやフラワーを形作り配色、そしてレースやリボンのマテリアルを使用し、上品さとフェミニンさを併せ持ったデザインのジュエリーが並んだ。

NYとTOKYOを行ききしつつ職人と一体となりアトリエにてワックス制作、仕上げ方法を決めふさわしい技術を用いて創られるNAGのジュエリー。
高度なテクニックと特異なデザインはオリジナリティーある作品が多く見られた。

Photo:Yukako Tomita Text:Kumiko Kobayashi

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