古来、人々のアイディアから生まれた手の技法— ‘結び’ の文化的背景、ルーツをたどって構成された秋冬コレクション。
陰と陽とが相集って、新しいものを想像する— その思想と結びのもつ「美」と「用」と「神秘」という働きに着目し、造形と着装美に加え、蛇や木といった其の風習に纏る神話からも着想を得た。
繊細で柔らかく流れるシルク素材、透け感のあるレース素材にムートンやレザーを合わせたレイヤードスタイルを提案。
シーズン毎に打ち出しているオリジナルのレース素材には、ケミカルの手法を使って動く度に浮き出た刺繍が揺れるエレガント且つユニークなレース、シルクのオーガンジーを土台としてシャリ感と軽さを出した刺繍素材、コットンベースの繊細なレースの上から、さらにレザー調のニットをアップリケにして刺繍するなど、オリジナリティを追求。
背面美を演出すること、着たときに得られる心地よさや気の利いたディティールなど、女性ならではの視点で細部までデザインすることに力を注いだ。
1 2