今シーズン、Monsieur Lacenaireは「the Square(正⽅形)」を特別な図形として⽤いている。そしてアーティストJosef Albers(ヨゼフ・アルバース)へのオマージュでもある。
ドイツ⼈のJosef Albersは、Bauhausを卒業後、1920年代においてオプティカルアートの先駆けとなった⼈物。そのデザインは、抽象的な幾何学的図形を使い、様々なタイプのだまし絵を作り出している。またそれによって膨張、反り、点滅、振動のような様々な動きの錯覚を引き起こすこともある。
絵画においてアーティストは動き、奥⾏き、遠近感の錯覚を出すためにポジティブスペース(デッサンやデザイン画などの中⼼にくる部分)とネガティブスペース(背景にあたる空⽩の部分)の両⽅を使⽤する。MONSIEUR LACENAIREはこれと同じ効果を出すために異なる様々なスティッチの技法を使⽤している。
今シーズンはイタリアやペルー産の様々な品質のヤーンを使い幾何学的形状と抽象的なストーリーに焦点を当てている。