モダンとは?ROBERT GELLER には欠かせないシェイプとカラーに焦点をあててきた、過去シーズンのストーリーを引き継ぐことによってその問いの答えを提示し、それによって彼のモダニティーの解釈は完成した。
コレクションは、モダンペインティングの大胆なブラシストロークの動き、ある種のラフさによって裏付けされた安心感や調和を表現した。象徴的な今シーズンのインスピレーションは、自身でデザインしたブラシストロークペイント。 主なテーマとして、バーズアイ・ジャカードニットセーター、部分的に擦れたグレイジング・ネックラインと同様、プリントで全体が覆われたジャージネオプリン・ボンデッドジャケットとショーツはコレクションを通して見ることができる。
荒削りなブラシストロークは染めを施した生地やヌバックレザーに映し出される一方、日本製ライトウールジャージーとナイロンが、コレクションにある一定の無重力感を与えている。サマーウールのコートはカジュアル感を失うことなくテーラリングも見事に表現しており、同様にポンテニットとネオプレーンは、その造形力が新しいボリューム感と調和を与える。カラーパレットは、ブラックやホワイト、グレー、ネイビー、異なるレッドを背景に、ライラックやベージュのようなブライトパステルトーンを用いている。
今シーズン、ROBERT GELLER はLA をベースをしているアイウェアブランドで “Garrett Leight California Optical”とサングラスを作った。 前シーズンより引き続き、NEW YORK ベースのカルトシューズブランド“Common Projects”とのコラボレーションは、ブラックとホワイトのマーブルシャークソールスリッポンとブラックパテントレザーのジップアップダービーシューズの2 種類を展開している。