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15AWのコレクションテーマは”百椿図”(ひゃくちんず)
 
江戸時代の園芸趣味の流行のなか、今で言うガーデニング本として誕生した絵巻をインスピレーション元にした。
もっとも人気の高かった椿が、数多くの異なる種類集められ、切り花のままで、あるいは花瓶にさし、また三方や台、籠、その他の器に盛り、添え、包むなど、変化に富む楽しみ方を描いてあり、コレクションでは椿の赤をキーカラーとし、様々な素材、生地を結んだり、畳んだり、プリーツ加工、オリジナルのフロッキー加工を施す等の変化を持たせた。
 
濃厚なピンクや深い緑のシルクウールニット。
カフスから流れるように繋がるリボンがポイントのシャツワンピース。
シルバーやゴールドのフィルムを編み込んだローゲージニット。
椿の印象的な赤を思わせるアンゴラビーバーシリーズのコートは下のパーツを取り外せばショートブルゾンとしても着れる変化のあるアイテムに。
色や変化に富んだ素材や生地の表情の違いで百椿図で見られる様々な椿を連想させるディテールを散りばめた。
 
上品な可愛らしさを感じられるコレクションを目指した。


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