パタンナー出身のデザイナー坂寄順子が創るエレガントでやさしい雰囲気とクォリティーの高いパターン技術に、シャープで⽴体的なディテールを合わせ持つブランドsakayori.。
普遍的な装飾ディテールやかわいらしさを、違った切り⼝からアプローチすることで新しい表現⽅法を⾒つけていく。
既存のテクニックやアイディアを⾒直し、実際に試していく過程で偶然できあがったフォルムなどから発展させオリジナルを創りあげる。
“必然ではなく、意外性”を⼤切にし、パタンナーらしい構築的な技術と、かたちに対する探究心がうかがえるコレクションは、“普通に⾒えて、普通の作り⽅をしていない”とファッション玄人たちにもファンが多い。
フリルやギャザー1つをとっても、凝ったディテールを組み込み、⽢すぎず、無理のないシンプルな作品に仕上げている。
今季は”Flapper”をテーマに狂騒の20 年と⾔われる 1920 代にインスピレーションを受けたシーズン。ブランド初のランウェイショーを”BLUE NOTE TOKYO”で開催した。
⼥性が⾃由に⽣き⽅を選びはじめ、揺れるフリンジやフェザー、挑発的なドレスを身にまといファッションを楽しんだ⼥性達“Flapper”
その頃、暗躍するギャング達は、三つ揃えのスーツにネクタイ、ポケットチーフにボルサリーノ。
ファッションで生き方まで表現していた時代。そんな時代のスタイルをジェンダレスに表現したコレクション。
鳥の羽を模ったフリルやプリント。重なりあって増えていくフリルは動いた時にフェミニンなフォルムに変化。フリンジは動いて揺れる為に作られた飾り。ボールチェーンやモヘアも揺れるフリンジとして施されている。
スーツにはフレアーが揺れるシャツとネクタイをコーディネート。ジャケットにはリボン、背中にはレースが接ぎ合わされフェミニンに。