10代のとき、
特に中学生のとき、
何を考えながら生きていましたか。
どんな音楽を聴いて、
どんな人に惹かれましたか。
どんな景色の中で、
何を叫びたかったですか。
大人はどんな生き物だと思ってましたか。
こんな奴にはなりたくない、と思っていた頃と、今の自分はどうですか。
どんな服装をしていましたか、
それはどんな雑誌から影響されましたか、
誰になりたかったですか?
だれに共感して、
誰を目指しましたか、その先で、自分は
どういう色、形を
想い描いていたのでしょうか。
モラトリアムという時期は、
とても魅力的であり、暴力的です。それは、内側へも外側へもむけられるもので。
人生八十年と言いますが、
14、5歳あたりで、残り60年を決めてしまうような
出会いや変化を経験する人が多いと思います。
モラトリアム。
葛藤、孤独、希望、不安、自分と周りとの距離。
自分自身にむけられる、暴力的なエネルギー。
イノセントで、何かが渦巻く、
複雑な色と、形と、その時にしか出せない
シッルエットがある。
私は未だに、モラトリアムから抜け出せずに、
もがいているような
でもそのもがいているという事が、
凄く重要な行為であることは、わかっている感じがします。
だから真っ暗な中の、僅かでもシャープな光に、
惹かれるのかもしれません。