行くのは私ではありませんが、
ボネゲのパタンナーでもあり、
私の古い友人でもある彼女について
今日は話したいと思います。
日本ではパターンに従事する人のことをパタンナー[Patterner]と言いますが、
イタリアでは モデリスト[Modelist]といいます。
彼女は昔から天真爛漫で
ムードメーカーでもあり、自由であり、多才であり。
ずっと慕って、私を支えて来てくれた人のひとりなんですが、
この春くらいにイタリアにメンズウェアの勉強をしに単身旅立ちます。
彼女の凄いところは、
ブレずにここまで待った事。
周りが辞めて行ったり、
環境がめまぐるしく変わっても
余計な情報に惑わされず
技術と経験を着実に積み上げ、
素直にいままでやって来た事なんじゃないかと思います。
実際すごい難しい事だと思うんですよね。
周りに惑わされないっていうのは。
いわば不安とか、そういうのは大きく言うと事実ではなく
気がするって言う事で、ようは気のせいなんですよね。
デザインでこうしたいんだけど、と言って相談すると、
経験からくる膨大な情報の中から
ベストな仕様、縫製方法なんかを頭の中で検索しているのがわかります。
プロなんですね。
これからもパターンに対する色んな技術、新しい視点を身につけて
いいパタンナーというか、センスのある充実した人になっていくんだろうなと
思うわけです。
とても大事で、大好きな友人です。
ボネゲはこういう人達に支えられていて、
私が寝れなくても、ご飯食べれなくても、泥水飲んでも、全然いいやと
思うんですね。
今日もなぜか、ボディローションくれました。
疲れてるでしょ、といいながら。