Fashion Show

Leucadendron

Leucadendronの2015ssコレクションは「Future Times」というタイトルで、人間の未来を考えていく中で自立歩行をすることはなくなり、基本的に一人型モビールような装置の上で生活する像を思い描いたところから始まった。
通常、立っていること事を前提としてデザインされる衣服に、着座している時の姿勢を加味し、Leucadendronなりの未来を意識した衣服のデザインを提案。ジャケットの上衿と後ろ身頃が結合したジャケットは、二重構造になった後ろ身頃の間に椅子の背もたれを配置し、ウエストベルトを締めると身体と椅子が衣服によって結合されるデザインとなっている。
また、着座時の姿勢を考慮したことによって生まれたという前身頃の裾に施された大きなスリット開きや、パンツのポケット付け位置などディテールにも工夫がなされている。
未来のことを考えているうちに、未来の可能性は過去にあるのではないかという考えに至ったことから、プリミティブで抽象的な手刺繍やワープゾーンをイメージしたスパンコール刺繍などのモチーフを採用したワンピースやカットソーなどアイテムのバリエーションも数多く揃えている。
コートには高機能ミリタリー素材であるベンタイルを使用するなど、デザインのみならず使用生地にもこだわったコレクションになっている。


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