今季は「星屑と塵屑と」をテーマに「屑」(くず)と言われるイメージやものに焦点を当てた。
“流れ星”と名付けられたグラフィックはゴミ袋の透明なプラスチックの質感とファンシーグッズなどの質感をアブストラクトにコラージュ、ビッグトップスなどの背中に象徴的にあしらわれている。シーズンのビジュアルイメージにも表れているイメージを”銀河”と名付けられた総柄グラフィックで表現。
また”埃花”と名付けられた実際の埃溜まりの写真とティッシュペーパーをコラージュして作られた総柄グラフィックはまるで一見綺麗な花柄のようでその実は普段ゴミとして棄てられているもの。
星屑-ほしくず-
遠くの光る星のこと、与えられた光のこと、それだけしか見えなくなること、憧れの存在のこと。
灰屑-はいくず-
終わってしまった存在のこと、価値を与えてもらえなかった灰色の石ころ、輝きを失ってしまったもの。
塵屑-ごみくず-
誰かに使い古された道具の成れの果て、棄てられて終わってしまったもの、限りなく汚くて濁ってしまった灰色のこと。
綺羅屑-きらくず-
ファンシーなもの、一瞬の価値のこと、虚飾的なもの。安くてもちっぽけですぐに終わってしまう輝きのこと。