Fashion Show

apato.

「過去の服の掘り起こしとその現代的解釈」をコンセプトにスタートしたapato.。
過去に存在していたが、現在ではなかなか見られなくなった服のディティールを取り出し、現代的なシルエットや素材選びをすることで、日常的に着ることのできる、新しい服を提案。
様々なシーンやスタイルで着て頂くという一連の体験の中で、個々人なりの意味を私たちの服に見つけ出して欲しいと考えている。
 
apato.は三人で活動。
デザイナーの松崎哲大は文化服装学院二部服装科を卒業。「FUGAHUM」のインターンを経た後、JYUNYA WATANABE やYohji Yamamoto のコレクション用サンプルの縫製を担うアトリエに勤務。退職後、2015SS より本格的にブランド活動をスタートさせた。大の恐竜好き。
生産管理の齋藤亘は文化服装学院二部服装科を卒業、生地問屋での勤務後、ブランドに合流した。PR、経理の上別府往輝は首都大学東京大学院人文科学研究科でファッション批評を研究後、繊維商社に勤務し
ながらブランドをバックアップしている。
 
ブランドの名前は、ア行からはじまる発音しやすい恐竜「アパトサウルス」の名から。アパトサウルスは陸上の恐竜としては最強を誇っていた、そういう力強いブランドになりたいという願いもこめられている。
 
今季のテーマは「unwearable」。日常生活において「着にくい」と感じる服の理由を探し、それを「(ぎりぎり)着ることができるライン」にリデザインすることを目的としたコレクション。元々宗教のイコンで、アメカジのアイコンになっている、アクの強いペイズリー柄にスポットを当てた。恐竜モチーフでアレンジした、オリジナルのハンドライティングのペイズリー柄を中心に、ややドレッシーなベーシックアイテムを差し込むことで、ファッションとして成立させようとしている。機能性を高めるため、スナップのディティール、脇のストラップ仕様、ひとつながりになったバックポケットなどを今回は積極的にデザインに取り入れた。


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