ロンドン地下鉄150周年を機に、昨年末には本国で、日本では1月にDover Street Marketのみでローンチした地下鉄オフィシャルプロジェクト 「ROUNDEL by LONDON UNDERGROUND」が、このAWシーズンより、日本国内で本格的に展開がスタートする。
“Thanks to the Underground, we are all Londoners now”
(ロンドン地下鉄よ、ありがとう、我々はみなロンドンっ子だ)
2013カプセルコレクションにてブランドをローンチしたRoundel by London Undergroundが、AW14にフルコレクションとなり、全てのカテゴリーにおいてのバリエーションを増やし、更にはブランドのアイコンのMoquette柄を施し、バッグやポーチなどといったアクセサリーも展開。
ブリティッシュストリートカルチャーと、誰もが知っているロンドン地下鉄のロゴとその歴史的アーカイブそのものが、スタート当初から変わらないブランドの軸となっている。AW14ではユースカルチャーに、よりフォーカスしたコレクションとなっている。
1stコレクションから展開しているグラフィックプリントT-Shirtsは、今回のAW14よりアイテム数が大幅に増えたが、これらのグラフィックは、世界的に有名なアーティストにより手がけられてきたLondon Undergroundのアーカイブデザインよりセレクトされ、アートワークを加えたものである。
例えば、コレクションのさまざまなアイテムで登場する ‘” The Way For All ” のグラフィックはLondon 1911年にAlfred Franceによるポスターのデザインをそのまま使用したもので、今シーズンのアイコンの一つ。他にも、“ There dwelt a man “ は、1925年 Helen Bryceのポスターからインスパイアされたものとなっている。
今季初登場したのがアウターのMA-1とレインコート。MA-1は2種、ネイビー、ブラック、バーガンディーの3色展開。1つは、フロントとバックにRoundelロゴのワッペンを伝統的仕様のオレンジライニングのMA-1と合わせたタイプ。2つ目のMA-1は、London Undergroundのアーカイブにある‘” The Way For All ”, Roundel, 1976年 Abram Games作London Zooのポスターデザインをレプリカしたものなどを、ストリート風にランダムに貼付けた。
そしてもう一つのアウター、レインコートのスタイルはロンドン地下鉄の制服のレインコートからインスパイアされ、付属するポーチにたたみ入れることで持ち運び出来るようになっている。
スウェットシリーズもAW14で更に増え、それぞれに多数のLondon Undergroundのアイコン的なデザインが使用されている。その中の一つ、” No Wet No Cold ” は、1929年 ドイツのアーティストFrederick Schneider Mannerによるアールデコからインスパイアされた作品からのグラフィックデザイン。今回のスウェットシリーズで一番目を引くのはFrench TerryをベースにMoquette柄を総柄プリントで施したシリーズ。
SS14カプセルコレクションにて、Nikeとのコラボレーションで使用されていたMoquette柄は、今回のAW14ではポーチ, カードケース、財布、バックパックなどの小物で用いられた。コーティングキャンバス生地をベースに、ブランドロゴをエンボスしたオリジナルのメタルパーツといった細部まで、全てイタリアで製作されており、丈夫なことはもちろん、プレミアム感も漂う雰囲気に仕上がっている。
世界中の若者が一目置く ストリート発ユースカルチャーのメッカ、ロンドンで生活していることを誇りに思わせるシンボルマークをレーベルの象徴として、ロンドンストリートカルチャーのソースを加味したコレクションを毎シーズン発表していく。
日本ではこの14AWシーズンより、Dover Street Market Ginza, 伊勢丹メンズ館2F、United Arrows & Sons, Beauty & Youth, WISM, SUPER A MARKET, LUI’Sなどといった店舗にて展開をスタートする
Roundel by Underground x Andrew Bunney
ロンドンのジュエリーブランドBUNNEYのデザイナーであり、また様々なブランドでデザイナーやコンサルタントとして活躍するAndrew Bunneyをクリエイティブディレクターとして迎え、世界に発信していくオフィシャルプロジェクト