元「green」デザイナーの吉原秀明氏と大出由紀子氏が新ブランド「HYKE(ハイク)」を立ち上げた。
ファーストコレクションは「NAVY」に着目。色のネイビーと”the U.S.navy”の要素を掛け合わせた展開となっている。
「green」でも人気を博していたトレンチコートは細番手の糸でステッチを細かくし、サイズ感はそのままにより上質に生まれ変わった。ネイビー、ベージュ、グレーの3色を軸にベーシックアイテムにHYKE流の上品な素材感とディテールをプラスしていく。
1910〜1930年代のPコートをもとにしたというコートは、当時のアメリカの州の数である”13”個の星が刻印された珍しいボタンを起用し、ポケットの裏地にコーデュロイをあしらうことでハンドウォーマーの機能も果たすという優れもの。CPOシャツジャケットはデザイナーの大出氏が一番作りたかったアイテムの一つ。
またU.S.navyのセーラーを意識したアイテムもポイント。3本ラインをシンプルに引いた膝丈スカートやインターシャ手法を採用したニットを提案。
トグル部分まで白一色のヘリンボーンダッフルコートやメンズテーラードのフルオーダーを受ける工場による最高級な生地感のテーラードジャケットとメンズライクな仕様に女性らしさを振りかける。NEW ERAの別注ハットなどのコラボアイテムが新鮮だ。
Text:Tomoka Shimogata
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