「MONCLER（モンクレール）」とデザイナー、相澤陽介氏が手掛ける「White Mountaineering (ホワイトマウンテニアリング)」がコラボレーションした「MONCLER W」のデビューコレクションが国立競技場にて披露された。

テーマは「インダストリアルデザイン」。今回のインスタレーションではコレクションの中から11体を発表。工業製品のメタリックさを反映させた上品な光沢感が特徴的なダウン。シルバーグレーやレッド、グリーンと硬質な印象を醸し、ダウンに新たな表情感をミックスしている。シャイニーな素材に対して、オリジナルジャカードやコーデュロイ、スウェードを合わせた異素材の融合にも積極的だ。

また、パンツに多用されたウェーブキルティングも注目の素材。工業製品に見られる直線と曲線の対比が描かれるようにウェーブや切り替え、カットがより高いデザイン性を打ち出している。

テーマを色濃く感じるコンクリートが打ちっぱなしの会場では、泡の雪が降るというインスタレーションを実施。同コレクションは8月より、世界各地のモンクレール直営店及び厳選されたセレクトショップで展開予定だ。

Text:Tomoka Shimogata