HOWL

HOWL 2013A/Wコレクションのテーマは「NEW CLASSIC」。
ディレクター望月唯氏の好きなアメカジスタイルを自身の解釈で再構築し、“廃れることのない定番”アイテムに独自のスパイスを加え、全く新しい「NEW CLASSIC」を提案した。

特に注目したいのはアウター類。
ハンティングジャケットの内側にはアンティーク調のフックを付け昔ながらの仕様を施し、素材には通常みられる綿、麻などのダック地ではなく、ワンウォッシュしたウール地を使用することで風合いがありがなら上品な趣に。
ステンカラーコートは裏側に使用される光沢のある生地や仕立てを、敢えて表側にデザインする事で、スタンダードなアイテムにニュアンスをプラスした。
ボアフリースパーカーとプルオーバーコートが一体化したメカニックコートは取り外し可能な2wayの万能アイテム。
他にも、HOWLのアイコンであるオオカミ柄のジャガードニットや、アメリカの伝統的なペンベルトン柄を現代風にアレンジしたオリジナルのニットスカーフ等、あらゆるアイテムに独自のスパイスを加え、それぞれが持つ空気感とアイデンティティーを一層引き出した。

そして今季も互いの感性が融合したコラボレーションアイテムが登場。

“yoshio kubo”とのコラボアイテムはウォッシュしたウール地のフード付M65。カラーはボルドーとネイビー。取り外し可能なフード、立体的なポケット、内側の変形キルティングなどのこだわりのディテールが光るアイテムだ。

“TAISHI NOBUKUNI”とのコラボは独特のテクニックが施されたメルトン調のセットアップ。胸の立体的なカッティング、1910年代を意識したノッチドのラペル、冴えるブルーのステッチが施されたJK。膝下からのラインが立体的なパターンのパンツ。JK、パンツ共に、他にはないパターンとデザイン性を兼ね備えている。

国内外のファッションブランドや広告、アーティスト等、幅広い分野で活躍するアートディレクターの梅沢篤氏とは、JAZZをテーマに往年のジャズレーベルなどのタイポグラフィをサンプリングしたグラフィックTシャツを展開。
‘BEST OF’、‘blue’、‘ALL NIGHT SESSION!’の3型で、カラーはホワイトとグレーの各2色。

また、先シーズンに引き続き“suzuki takayuki”との ハンドペイントスカーフ、“Robes & Confections”とのクラシックなリネンシャツも展開され、“H? Katsukawa from Tokyo”とのエナメルシューズには新しくホワイトカラーが加わった。

個性溢れるあらゆる感性やテイスト、アイテムを融合させた、全く新しい「NEW CLASSIC」コレクションだ。

Text:Kumiko Kobayashi


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