Fashion Show

WHIZ LIMITED

「OFF CITY」をテーマに近代都市をデザインに落とし込んだ今シーズン。デザイナーの下野氏自身、新宿で生まれ育ったというバックグラウンドを持ち、西新宿のビル群などをイメージしたテキスタイルなどを展開。

ネイビーのセットアップやグレーのジャケット、ワインレッドの光沢シャツなどテーラードを取り入れ、エレガントなストリートウェアとして提案。バッグブランド”BULLET”とコラボレートして制作したスケートボードを挟めるクラッチバッグや傘を挿せるバッグ、背面の中央に切り込みが入ったユニークなテーラードジャケットには、下野氏のライフスタイルが大きく反映されている。

ひと際目立つかかと部分が点滅する蛍光シューズは、今回のショーのためだけにショーピーズとしてPUMAが制作にあたっている。
ノーカラーのコンパクトなダウンベスト、ワークジャケットなどのストリートスタイルを軸に、蛍光イエローのドットシャツなどモノトーンやネイビーなどの無機質な色合いにネオンカラーをプラス。

角ボタン付きシャツジャケットやフレアシルエットのマウンテンジャンパーには、グリッド柄やビルのライトアップで構成したオリジナルテキスタイルをのせる。
アウトドアスポーツの要素を感じさせつつ、ネオンが輝く都市を臨場感溢れる表現で見せたコレクションとなった。

Photo:Tomohiro Horiuchi Text:Tomoka Shimogata


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