Fashion Show

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余白の中の生命力。ストライプベストにロールアップパンツ、清らかな白やライトグレーが新たな風を運び込む。くびれや腰部分にギャザーを寄せたドレス、背ヨークをあしらった水色ドレスなどバランスを取るアシンメトリーなシルエットを展開。胸元から肩にかけて滑らかな立体感を出したライムカラーのドレスなどボリュームのある肩周りが特徴的である。
ショールを羽織るように女性らしさを醸すヌーディーカラーのドレスやショート丈ブラウス、平面的なカッティングの生地を繋ぐ煌めくストラップ。細かいディテールに若草のような無垢な表情と、期待感に溢れる新鮮な予感を漂わせる。

淡いココア色に彩度の高いイエローを差したカーディガン、熟れたトマトのように瑞々しい赤のドレープカットソーといったポジティブな色彩と天然素材が絡み合う。
立体的な花柄カットレースは芽生えた生き生きとした動きの中に、余白を感じさせる隙間を演出。ねじりやギャザーを組むことで、独創的なラインを創り出す。

線画が印象的なトワル・ド・ジュイのボタニカルプリント。フランスアンティークの匂いを纏いながらも、新鮮さを感じたというデザイナーの研壁氏。さらに心情を感じやすい色彩にこだわったという今回。透明感に満ちたシルクドレスは、太陽光のような柔らかさを残すグリーンやオレンジは裏地使いによって生まれた。

Photo:Tomohiro Horiuchi Text:Tomoka Shimogata


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