Fashion Show

Atelier Laure Paschoud

今季日本で初の展示会を行ったスイスブランド、Atelier Laure Paschoud(アトリエ・ロー・パシュー)。今シーズンはヨーロッパで定着しつつある言葉「UMAMI(ウマ味)」をテーマに展開した。
オーガニックやフェアトレードなど環境を配慮した素材使いにこだわりを持ち、ボスニア・ヘルツェゴビナの工場で縫製を行っている。3WAYの変形ケープコートやアシンメトリーなスカート、ドレープには着物の要素を取り込んだ日本的な一面が見られる。

また空間構成や展示会でのディレクションを手掛けたクリエイティブチーム”heso”とのコラボレーション生地「meshi」が登場。
素材にこだわり、ベーシックな色合いのアイテムが多く見られる中、これを機に今後も挑戦していきたいというグラフィックプリントのアイテムを提案している。「UMAMI」を表現するにあたり、お米に着目。一見ボーダーに見えるがお米がぎっしりと詰まったハンドプリントを施したストールや、襟元にプリントをあしらったブラウスなどを展開した。

さらに会場にはhesoがセレクトしたジュエリー作家momoによるお米モチーフのネックレスやピアスが並ぶなど、 Atelier Laure Paschoudの世界観を存分に表現。
「人間的であり自然的なファッション」を目指し、人間の五感を探る服作りを行うでデザイナーLaure Paschoudが甘味や酸味、苦味といった”味覚”を探るコレクションを贈る。

Photo & Text:Tomoka Shimogata


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