Fashion Show

eatable of many orders

eatable of many ordersが表現する宮沢賢治シリーズ三部作、第一部「銀河鉄道の夜」(2012 S/S)、「注文の多い料理店」(2012 A/W)に続く最終回となる今回は「ポラーノの広場」。

最初はどんな人でも上手に歌を歌うことのできる、伝説の広場「ポラーノの広場」を巡る物語。「ポラーノ広場」は、物語が進むと「政治家の酒盛り場」、「密造酒工場」として主人公の前に現れ、最終的には「自分たちで積極的に打ち立てる理想的な共同組合」として主人公達自身が生きる場所になる。

今回のコレクションはそんな「ポラーノ広場」の物語に登場する、建物の「アーチ」や風景をデザインに落とし込んだコレクション。広場を見つけるために手がかりにした、つめくさのあかりの数字が入ったつめくさの麻のジャガード生地。天然染めシルク生地には,草木染めの蛾の模様。子供達が見つけた伝説の『ポラーノの広場』を理想の広場に再生させる物語を表現したコレクション。

Text:Yoshiaki Miyahara


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