Fashion Show

FACETASM

デザイナー落合氏が好きだった、アントワープ6の出現や原宿のストリートカルチャーが賑わいを見せた時代。性別を取り払って、純粋に当時覚えたようなファッションの楽しさを伝えたい、という思いから今コレクションに至った。

レオパードのケープ風コート、部分的にレッド、オレンジ、グリーン等に切り替えたプリーツスカートにムートンコート、トップスの端はフリンジ仕様でウエスタンテイスト。
レオパードとタータンチェックの組み合わせは、主張的な柄をあえて重ねたスタイリングはファッションの力強さを感じる。

肩にもう1枚ジャケットをかけているかのような、デザイン性の高い赤ライダース。ショート丈マントコートに大胆なフレアボトムスをレイヤード、ハイウエストフレアドレスの胸元はチェックのティアードフリルを。
パンクに落とし込んだキルトスカート、レザーのクッションマフラー。メンズではどんな靴でも遊べるようにウエスタンブーツ柄のシューズカバーを制作。「ファッションが好き」という思いが滲み出たディテールと、溢れるボリューム感がランウェイを飾った。

PHENOMENONとダブル・ヘッドライナー・ショーとして披露した今回。「何かやればその先に何かある」と信じて、FACETASMなりの”かっこよさ”を追求したコレクションとなった。

Photo:Tomohiro Horiuchi Text:Tomoka Shimogata

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