PASCAL DONQUINO 2012 S/S collectionが披露された。
「THEATERE PRODUCTS」のデザイナー、武内昭氏によるメンズウェアブランド「PASCAL DONQUINO」。サファリや英国の70年代の雰囲気を取り入れたクラシックさ残るカジュアルスタイルを提案。
1796年創業で、英国王室御用達の最高級綿織物を製造するトーマスメイソン社のシャツ、1910年代のイギリス軍の制服パターンを使用しBRISBANEMOSS社の生地で縫製されたジャケット、90~80年代イギリスのリネンの旗をそのままスキャンプリントしたストール、定番となったフランスの老舗メーカーARMOR LUXのカットソーにパーカー。
キャメル・オフホワイト・ネイビー・ブルーをメインカラーとしたヴィンテージ感溢れる生地はイギリス、フランス、日本で生産され、イギリスのパターンを使用。1点1点の素材から縫製に強いこだわりを感じる。
ナイロン、ポリエステルのブルゾンはアウトドア・スポーツウエアブランド、パタゴニアと同様の機屋で製造し、防水加工された軽くて機能性も優れたアイテム。また、肩にラインの入ったカットソーやジャージー素材のつなぎにはスポーティだが、どこかエレガントな印象を受ける。
定番のセットアップやコットン100%のカーディガンといった継続的なアイテムも並ぶ中、70年代を意識したブルーのロングポイントの襟シャツやフランス製のしっかりとした厚地のニットソー、製品染めされたデニムなど新たなアイテムも展開された。
厳選された上質な素材とトラディショナルなパターンに、独自のヴィンテージ感をミックスさせることで、ブランドコンセプトである”さりげないダンディズムとねぐせのエレガンス”が表現されたコレクション。